【特集】物価高も重なりラーメン店“困惑” 長岡市が25年ぶり水道料金値上げへ 背景に水道管の老朽化《新潟》
私たちの生活に欠かせない水について。水道管の老朽化に伴う水道料金の値上げが全国で相次いでいます。長岡市でもことし7月から25年ぶりに水道料金が値上げされる予定です。水が欠かせないラーメン店では物価高が続く中での値上げに困惑しています。
看板メニューはつけめん
長時間煮込んだ豚骨魚介スープ
キンキンの氷水で麺を締めれば自慢の1杯の完成です。
「じっくりと煮込んだ魚介ベースのスープに、もっちりとした中太麺がよく合います。このおいしいつけ麺にも、値上げの波が押し寄せています」
長岡市のラーメン店「麵香房ぶしや」。
独自に配合した特注の麺とこだわりのスープが売りで、特に看板メニューのつけ麺は客のおよそ8割が注文するといいます。
頭を悩ませる「値上げ」
そんな人気店で、いま頭を悩ませているのが、「水道料金の値上げ」です。
値上げ「非常に厳しい」
【麺香房ぶしや 大平英和 代表】
「ラーメン屋ですので仕込みの部分でも、麺を作る、スープを作る、麺をゆでる部分でかなり水を使っていますので非常に厳しい。水道料金でいいますと、ひと月当たり2万円ぐらいです」
7月から平均28パーセント値上げ
長岡市ではことし7月から水道料金が平均28%値上げされます。
その背景にあるのが。
水道管の老朽化
水道管の老朽化です。
およそ2400キロの水道管が通る長岡市。
更新が急務
市によると、現在使われている水道管は宅地整備が進んだ昭和50年代以降に整備されたものが多いといいます。
老朽化によって水漏れなどのリスクがあることから、水道管の更新が急務となっています。
全体の3割超
こちらは法定耐用年数40年を超えた水道管の割合の推移です。
耐用年数を超える水道管は年々増加し、現在では全体の3割を超えています。
水漏れした水道管をみせてもらう
実際に水漏れが起きた水道管を見せてもらうと。
【市の担当者】
「これが150mmのビニール管です。これが亀裂です。漏水した水道管を実際にカットしたものです。ものすごい漏水だったと思うんですけど」
長岡市では老朽化した水道管の更新のために今後5年間でおよそ60億円の財源が必要と試算。
人口減少により水道による収入が減っていることから、今回、料金の値上げに踏み切りました。
【長岡市水道局業務課 諏佐欣也課長】
「もともと設備の維持管理更新も踏まえた料金ではあるが、今後、老朽化の更新が増えてくるのが明らかな状況で、それを賄うための料金収入が必要」
この日も、新しく設置された水道管を各家庭の蛇口へつなぐ作業が進められていました。
“ラーメンの値上げ考えていない”
長岡市のラーメン店「麵香房ぶしや」です。
原材料費の高騰で去年、ラーメンの値上げを余儀なくされました。
水道料金の値上げは痛手ですが、今回更なる商品の値上げは考えていないといいます。
【麺香房ぶしや 大平英和 代表】
「どれだけ物価高、水道光熱費が上がったとしても、お客様に喜んでもらえるような1杯を出し続けていきたい」
全国で課題となっている水道管の老朽化。私たちの生活に欠かせないものだからこそ適切な対応が求められます。
2026年4月14日「夕方ワイド新潟一番」放送より
