ニチレイフーズは、4月10日「お弁当始めの日」に合わせ、「全国お弁当事情に関する調査」を実施した。お弁当を月1回以上作る人の割合は6年前と同程度だが、お弁当作成者の中では、自分用に作る人が81.2%と、調査を開始した2017年以降最も高い結果になった。年代別にみると若者の男性比率が上がっていた。お弁当は作ってもらうものから持参するものに変わっている傾向がうかがえる。お弁当に冷凍食品を週に1回以上使用する人は63.0%となり、冷凍食品を使用することは、忙しい生活に適応した選択肢として受け入れられていることが明らかになった。

都道府県別の「お弁当にかける経費」「作成時間」「お弁当を作る人の割合」ランキングを掲載している。また、外食(「外食」とは家庭外の飲食店で食べる食事のこと)、中食(「中食」とは弁当などの調理済み食材を買って持ち帰り、自宅や職場・学校などで食べる食事のこと(購入する弁当・惣菜・コンビニ全て含む))にかけるランチ代についても調査した。

ニチレイフーズの調査によると、お弁当が食卓に並ぶ頻度やお弁当作りの需要が4月10日前後に高まることから、4月10日を「お弁当始めの日」として日本記念日協会に登録申請をし、2017年に認定された。加えてこの時期は、「新生活」、「新学期」がスタートすることから、お弁当をイメージすることが多い季節。さらに「弁当」の「弁」が数字の「4」に似ていること、「当(とう)」=「10」の語呂合わせにも由来する。


お弁当を月1回以上作る人の割合は6年前とほぼ横ばい。お弁当作成者の中では、自分用に作る人が81.2%と調査を開始した2017年以降最も高い結果になった。子ども用のお弁当が減る中、節約のために自分用のお弁当を作る割合が増えている。


女性がお弁当を作る割合は特に20代を中心に低下している一方、若い男性がお弁当を作る傾向が増加している。20代・30代の男性はお弁当を作る人が増えているようだ。

お弁当のおかずの品数は、全体平均で3.40品となった。内訳をみると、自分用のお弁当は平均3.17品に対し、配偶者用は3.71品、子ども用は4.03品と、作ってあげる相手のお弁当ほど、品数が多い傾向がみられる。自分の分はシンプルに、家族の分には少し手をかける−−そんな日常の工夫や思いやりがうかがえる。性別でみると、自分用のお弁当は男性3.22品、女性3.09品。配偶者用では女性が作る場合は平均3.75品、男性が作る場合は3.60品となり、女性が男性用に作る方がやや品数を多くする傾向がみられた。子どものライフステージ別にみると、乳児・幼児は平均4.45品、小学生は4.21品(低学年4.06品/高学年4.36品)、中学生は4.64品と、成⻑期にあたる年代で品数が多くなる傾向がみられた。


お弁当を作る人に「冷凍食品の使用頻度」を聞くと、63.0%が「週に1回以上」と回答。前回調査(2024年)から0.3ポイント増加した。週1回以上の使用率は2018年から2019年で大幅に低下したものの、徐々に使用率の増加がみられた。


お弁当によく利用する冷凍食品を聞いたところ、「鶏のから揚げ」(7.1回/月)、「コロッケ(ポテト/クリームなど)」(6.8回/月)、「ハンバーグ」(5.3回/月)、ひじき・きんぴらなどの「カップ入惣菜」(5.3回/月)、「しゅうまい」(5.1回/月)の順で使用頻度が高い結果に。自身・家族の人気メニューをきくと1位「から揚げ」、2位「卵焼き・スクランブルエッグ」、3位「ハンバーグ」。人気メニューや手作りだと時間がかかるおかずは、冷凍食品を活用してお弁当に加えている傾向もみられた。

都道府県別の「お弁当にかける経費」、「作成時間」と「お弁当を作る人の割合」ランキングを掲載した。


お弁当を作る人に「お弁当にかける経費」を聞くと、全国平均は252.8円という結果になった。都道府県別で経費をかけるのは「神奈川県(290.0円)」、第2位は「大阪府(275.7円)」、第3位は「佐賀県(274.6円)」だった。一方、経費をかけないのは「三重県(198.3円)」だった。


お弁当を作る人に「作成時間」を聞くと、全国平均は17分38秒という結果になった。都道府県別で最短は「大分県(14分19秒)」で、2024年の最短県(群馬県)より短い時間でお弁当を作っている結果となった。第2位は「岐阜県(14分46秒)」、第3位は「福岡県(15分5秒)」だった。一方、最長は「東京都(20分53秒)」という結果だった。一方、お弁当作成経費をかけない「三重県(198.3円)」は作成時間も15分台と手早く作成している様子がうかがえた。


全国に住む20代〜60代の男女に「お弁当を作る頻度」を聞くと、27.6%が「月に1回以上作る」と回答。月に1回以上、お弁当を作る人の割合を都道府県別にみると、最多は「宮崎県(37.5%)」、第2位は「青森県(35.7%)」、第3位は「大分県(34.6%)」だった。一方、最少は「神奈川県・香川県(23.1%)」という結果になった。


最近1年間の、外食と中食でランチを食べる際の平均金額を聞くと、「休日の外食」が1129.4円と最も高く、次いで「平日の外食」が937.5円、「休日の中食」は795.9円、「平日の中食」は671.2円と続いた。平日に比べて休日の方がかけている金額が高くなる傾向だった。都道府県別では東京都が上位に入った。


[調査概要(お弁当に関する調査)]
調査対象:全国に住む20代〜60代の男女
調査方法:Webアンケート調査
回答者数:約3万人
調査期間:2月10日(金)〜2月25日(水)

ニチレイフーズ=https://www.nichireifoods.co.jp