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 ◇セ・リーグ 巨人3―2DeNA(2026年4月5日 東京D)

 巨人の大城卓三捕手(33)が代打で逆転3ランを放ち、チームを劇的勝利へと導いた。

 0―1で迎えた7回だ。快投を続けていた相手先発右腕・石田裕からスイッチした2番手右腕・伊勢の代わりバナ、カウント1―1からの3球目、内角への149キロ直球を完璧に捉えた。

 打った瞬間、巨人ベンチを振り返って右拳を掲げ、笑みを浮かべた背番号24。打球は右翼スタンドに突き刺さる劇的な逆転3ランとなり、7回3安打1失点と好投していた井上の代打で放った劇的な一打に東京ドームは大歓声に包まれた。

 井上から「大城さん、ありがとうございます」と感謝された一発。試合後のお立ち台では「チャンスで回ってきたので…はい。打てて良かったです…はい」とはにかんだ。

 「打った瞬間いくと思ったので。凄くいい手応えでした。今年一の感覚でした」

 小林、甲斐が開幕2軍スタートとなるなど、ハイレベルなポジション争いが続いている巨人捕手陣。それを勝ち抜いて開幕1軍スタートとなった大城だったが、ここまではともに代打で2試合に出場して2打数無安打1三振だった。

 今季初安打が代打での劇的な逆転、そして決勝の3ラン。それでも「そうですね…本当に…キャンプ、オープン戦から始まって。いろいろ裏方さんだったり、支えてくださった方々もいるので。そういう人たちに感謝したいと思います」と最初に周囲の人への感謝の言葉が出るのが大城らしい。

 阿部慎之助監督(47)は「ほんと素晴らしい。大きなホームランだったと思います」とした上で「出番が少ないなかでね、昨日の…僕はヘッドスライディングを見て熱いものを感じたので。いい場面でと思っていってもらいました」と前日4日の4回、代打で二ゴロだった場面で一塁ベースにヘッドスライディングした大城の姿を見てこの日の起用を決めたと話す。

 大城自身は「後ろで準備してたので…はい。打てました」とあくまでも謙虚な笑顔。8回からマスクもかぶって今季初めて守備に就くと、大勢、マルティネスとバッテリーを組んで勝利の瞬間をグラウンドで味わった。

 「いや本当に非常にうれしかったですし…はい。また、緊迫したゲームがあると思うのでしっかり頑張りたいなと思います」と大城。「いい形で勝ち越せたので、来週もチーム一丸となって頑張っていきたいと思いますのでご声援のほどよろしくお願いします。ありがとうございました!」とスタンドのG党にも感謝していた。