夢か現実か分からず「4回漏らした」1日に7リットルの“ストロング系”を飲む34歳男性、アルコール依存症の壮絶なリアル
「医者には『この生活を続けていたら、いつか肝硬変になるかもしれない』と言われています。でも、この生活を続けていても続けていなくても、いつかみんな病気になるし、死にますよね? だから聞き流しています」
◆ストロング系は「合法ドラッグ」
元アル中として数少ないアドバイスをするとしたら、タバコやエナジードリンクなど、新たな依存先を見つけることを勧めたいが……。
「タバコは僕、人生で一口も吸ったことないです。副流煙しか浴びたことがありません。本当に酒だけですね」
「むしろストロング系こそが『合法ドラッグ』だと思うんですよ。持っていても捕まらない。安いし、どこでも買えるし、どこでも飲める……。言い方は良くないですけど、トべますよね。こんなものが許されている国、世界を見渡してもないですよ。だから、僕はもうこれだけで十分です」
長生きはできないと分かっているので、だったら幸せに死にたい……。
人に迷惑をかけることもあるが、真面目に仕事に打ち込むために酒に逃げている。酒を飲まなければ、店の売り上げはみるみる落ちるだろう。そう思うと、気軽に「やめたほうがいいですよ」とは言えない。
しかし、本当にその正解は酒なのだろうか……。
<取材・文/千駄木雄大>
―[今日もなにかに依存中]―
【千駄木雄大】
編集者/ライター。1993年、福岡県生まれ。出版社に勤務する傍ら、「ARBAN」や「ギター・マガジン」(リットーミュージック)などで執筆活動中。著書に『奨学金、借りたら人生こうなった』(扶桑社新書)がある
