【新華社雄安3月23日】中国河北省の雄安新区は第15次5カ年規画(2026〜30年)の開始と共に現代的な都市づくりを加速させている。同区の開発面積は215平方キロ、建築面積は約5859万平方メートルに上り、既に5345棟の建物が完成した。スマート技術が都市構造と融合し、便利で快適な未来の暮らしが現実になりつつある。

 主要道路では車が赤信号で止まる回数を減らすため信号機を自動調整する「グリーンウェーブ制御」を導入し、ビッグデータ分析やマルチセンサー融合技術を活用して車の流れを円滑にしている。研究者は衛星測位システム「北斗」と5G屋内分散システムを組み合わせた正確なナビゲーション技術を開発。北斗の信号を地下空間に導入し、関連アルゴリズムと組み合わせることで駐車スペース単位の精密な位置案内を実現している。

 産業分野では、航空宇宙情報・衛星インターネット、人工知能(AI)、新素材という三つの象徴的な産業が先行して発展している。

 デジタル都市建設を担う中国雄安集団傘下の数字城市科技が建設したエンボディドAI(身体性を持つ人工知能)のトレーニング施設では、ロボットによる来客対応・案内、産業用搬送、家庭生活、商業小売、物流・組立の五つの利用場面を想定し、実際の環境を実物大で再現している。実機データを継続的に収集し、注釈を付ける「アノテーション」を行い、一般に公開する。

 雄安新区はビッグデータ、モノのインターネット(IoT)、AIなど先端技術を幅広く活用した都市運営をきめ細かく進化させ、住民の満足度と幸福感、安心感を高めている。(記者/牟宇)