ロバーツ監督 山本由伸は「常に『今』に集中できるタイプ」WBCの疲労心配なし 信頼胸に開幕マウンドへ
◇オープン戦 ドジャース4―3パドレス(2026年3月20日 アリゾナ州グレンデール)
ドジャースの山本由伸投手(27)が20日(日本時間21日)、パドレスとのオープン戦に先発登板。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)後初実戦で5回3安打無失点、7奪三振と好投し、2年連続開幕投手を務める26日(同27日)のダイヤモンドバックス戦へ弾みをつけた。デーブ・ロバーツ監督(53)は絶大な信頼感を口にした。
猛暑警報が発令され、ナイターにも関わらず午後6時の試合開始時点で気温40度という中、初回は3者連続三振のスタート。先頭打者は1ボール2ストライクから外角低めへの97.4マイル(約156.7キロ)直球で見逃し、続く2人はスプリットとカットボールで空振りさせた。
2回は1死から連続安打と捕逸で二、三塁に走者を背負ったが、直球とスプリットで2者連続空振り三振。3回以降も2併殺を奪うなど、安定感抜群の投球でスコアボードに5個の「0」を並べた。
2年連続開幕投手へ、最後の調整登板はほぼ完璧な内容で終えた。指揮官は「良かったと思う。彼自身、これがここでの最後の調整登板になると分かっていたと思うし、非常に目的意識を持ってマウンドに上がっていた」と認めたうえで「速球の伸び、コマンド(制球)、カッター、スライダー、カーブ、そしてスプリット。すべてが良く、非常に効率的だった。そしてほとんど力むことなく5イニングを投げ切った。本当に良い内容だったと思う」と賛辞は止まらなかった。
WBCでは2試合に登板。準々決勝・ベネズエラ戦では4回2/3を投じた。「早い段階で実戦に入り、その強度をシーズン序盤につなげていくという意味では」とシーズン前に、強度の高い試合を経験するメリットについて語る。「私は常に言っているが、彼は準備ができる選手であり、精神的にも非常に強い。だから負荷やこれまでの登板量についてはあまり心配していない。常に『今』に集中できるタイプだ。WBCを経験したことで、シーズン開幕にも問題なく入っていけると思う」と絶大な信頼感を胸に、予定通り2年連続で開幕のマウンドにエースを送り出す。
