扁平足の人は普通の人のより10倍疲れやすい!? 自宅でできる「扁平足チェック」【眠れなくなるほど面白い 図解 足と脚の話】

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扁平足の人は普通の人のより10倍疲れやすい!?

扁平足かどうかは全身の健康を左右する

 足裏の内側のアーチ部分、いわゆる「土踏まず」があるかないかは全身の健康に関わる問題です。この土踏まずがないと、ひざや腰、股関節の痛みが生じたり、さらには首にも影響が出て肩こりや頭痛を引き起こします。

 足裏なのに首にまで影響が出るなんて不思議に思うかもしれませんが、土踏まずには歩くときの衝撃を吸収する重要な役割があります。つまり、足を地面についたときの衝撃をバネのようにたわむことで吸収して和らげ、全身にダメージが伝わらないようにしてくれるのです。

 ところが、この土踏まずがない方がいます。これが「扁平足」。扁平足かどうかには基準はありませんが、足の内側が少し地面から浮いているだけでは「扁平足ではない」といい切れません。左図のように足の下に定規を差し込み、人差し指と中指の間のラインまで届けば正常ですが、もし届かなかったら扁平足です。

 ほとんどの扁平足は生まれつきではなく、歩き方のクセによるものです。正しい歩き方では、足の外側に体重をかけて歩きます。一方、扁平足になる人は内側を強く踏みしめ、足裏全体を地面につけるようにして歩いています。そのせいで土踏まずがつぶれ、アーチがなくなってしまうのです。ということは、足の外側で地面を踏むようにすれば、扁平足の予防や改善が見込めるといえます。

扁平足とは

扁平足

土踏まず(アーチ)がない状態のこと。生まれつきではなく、歩き方のクセが原因でアーチがなくなっている方がほとんどです。

土踏まずがあるかをチェック!

定規が人差し指と中指の間くらいまで入るかどうか

床に足をつけた状態で、土踏まずの位置に定規を差し込みます。定規が、人差し指と中指の線のあたりまで入るのが理想のアーチの状態です。

なぜ扁平足だと疲れるのか

アーチがつぶれたままだと……

● 地面からの衝撃を吸収する力が弱くなる
● 歩くたびに足裏に過度な圧力がかかり、筋肉や靭帯が疲弊して力が入らない
● 足首や膝、腰にも負担が広がる
● 長時間の立ち仕事や歩行で慢性的な疲労や痛みにつながる

扁平足を放置すると慢性化し、運動能力の低下や姿勢が崩れる原因になります。
「扁平足の兵隊は戦力外」といわれていたという話もあるほどです。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 足と脚の話』著:中島武志