【速報LIVE】同志社国際高校が会見 沖縄・辺野古沖で船転覆 女子生徒1人が死亡 “引率教員は乗船していなかった”と明らかに
3月16日に沖縄県名護市辺野古の沖合で、同志社国際高校の生徒らが乗る船2隻が転覆し、女子生徒1人と船長が死亡した事故をめぐり、高校側は17日午前11時から記者会見を開いています。
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高校側の会見での説明によると、引率にあたっていた教員2人は、陸地に残った生徒らの対応のため乗船していなかったということです。
きのう3月16日、沖縄県名護市辺野古の沖合で、同志社国際高校(京都・京田辺市)の生徒らが乗る「平和丸」と「不屈」が転覆。
2年生の女子生徒(17)と、「不屈」の船長の男性(71)の死亡が確認されたほか、生徒2人がケガをしました。
生徒らは3月14日から修学旅行で沖縄を訪れていて、平和学習の一環で、船に乗ってアメリカ軍・普天間基地の移設工事を見学していたということです。
17日午前11時から、高校側は会見を開きました。
同志社国際高校の校長
「4日前、大阪を飛び立って、希望に燃えて沖縄に行った1人の生徒が、このような形で帰らぬ人となったことに関しまして、本当に、どういうふうにむかえたらいいのか、悲しみを捉えたらいいのか、このことに関しまして私ども教員ひとりひとり、捉えようのない悲しみに包まれております」
「このような形で亡くされましたことに関して、悲しみの中、安らかにお眠りくださいと哀悼の意を表したいと思います」
会見での説明によると、引率にあたっていた教員2人は、陸地に残った生徒らの対応のため乗船していなかったということです。
同志社国際高校の校長
「2名の教員が現地に引率に行っていました。その2名の教員は、陸のほうに生徒を残している状態でしたので、陸のほうの生徒の対応にあたっておりました。ですから船には乗船していなかったという形になります」
(午後3時半ごろ更新)
現場は「流れ変わりやすく難しい」海域
第11管区海上保安本部などによりますと、午前10時すぎアメリカ軍・普天間基地の移設先とされる沖縄県名護市辺野古の沖合で、「平和丸」と「不屈」の2隻の船が転覆しました。
船には京都府京田辺市の同志社国際高校の生徒18人を含む21人が乗っていました。
全員が救助されましたが、意識不明の状態で搬送された同志社国際高校に通う17歳の女子生徒と「不屈」の船長、金井創さん(71)の死亡が確認されました。
また、ほかに2人がけがをしたということです。
女子生徒については救命胴衣の着用が確認されていて、金井さんについては「調査中」だということです。
高校によりますと、14日から2年生の生徒約270人が3泊4日の日程で、沖縄へ平和学習のため修学旅行に訪れていて、16日は7つのコースに分かれて研修を実施。うち1つがボートに乗って辺野古基地の建設現場を見学していたということです。
当時の海の状況は?船長経験者が語る現場の〝海域”とは…
転覆した2隻の船長を務めたことがある女性は。
(2014年~2022年 2隻の船長経験 横山知枝さん)
「(転覆した海域は)ふだんでも流れが変わりやすく、本当に難しいところなので、技術も必要ですし、毎回緊張して通っていた」
事故当時、現場海域では約4メートルの風が吹いていて、波浪注意報が発表されていました。
辺野古の現場はいま…「クレーンで船を引き上げる作業」
船が転覆した名護市辺野古の現場について、RBCの山下拓也記者の報告です。
「名護市辺野古からお伝えします。私の後ろにクレーンがあり、こちらで転覆した船を引き上げる作業が行われています。
影になって見えないのですが、このクレーンのすぐそばの定員13人乗りの「平和丸」がいま引き上げられようと、近くの漁協関係者らによって作業が進められています。
そして、奥に目を向けてみますと、こちらが「不屈」という船、定員12人乗りの船になります。この2隻は午後1時20分ごろにこちらの漁港にえい航されてきました。
私は午後1時ごろに来たのですが、画面左側、漁船の奥にテントが立てられていて、高校生たちがそこに集まっていました。なかには青い毛布をかけられて、海上保安官によっておんぶされて車両や建物へ行き来する姿も見られました。
そして、海の奥の方では、岩礁に波が打ち付けて白波が立っているのがわかるかと思います。当時の現場海域には波浪注意報が出ていたということなのですが、周辺の方々に聞きますと、この1週間ほどでは一番穏やかな海の状況だったと言っていて、出航には特段問題はなかったのではないかと話す方もいました。
こちら辺野古では今もこの船の引き上げ作業が行われています」
行政学者・中野教授「なぜその場所に、どういう理由で?」今後論点になる可能性を指摘
修学旅行中に起こった今回の事故―。今後、どのような点が論点になるのでしょうか。
行政学者・中野雅至教授(神戸学院大)は、大学の教壇に立つ自らの経験を踏まえながら、次のように指摘します。
「私も学生をフィールドワークに連れて行くのですが、学生がけがをした場合、教員が責任をとらないといけない。このため、なぜその場所にどういう理由で連れていくのかをよく考えます。
この場合、操縦が難しい場所を、なぜ平和学習のために訪れる必要があったのかということが論点になってくるでしょう。おそらく教員はカリキュラム上考えていると思いますが、保護者に詳細な説明があったのかどうか。もっと適切な場所はなかったのか。こうしたことが今後、論点に上がってくると思いました」

