新型『ホンダ・インサイト』サプライズで先行公開! 4代目は3000台限定予定のアッパーミドルEV
『存在感際立つ、個性派EV』を目指す
3月5日、本田技研工業(以下ホンダ)は今春に発売を予定している新型乗用EV『インサイト』に関する情報をWEBサイトで先行公開した。発売に先立ち、3月19日より先行予約の受付を開始する。
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インサイトは、この新型で4代目にあたる。初代は1999年にホンダ初の量産ハイブリッド車として誕生し、2代目、3代目も時代のニーズを洞察(INSIGHT)したハイブリッド車として進化し続けた。

ホンダがは今春に発売を予定している新型乗用EV『インサイト』。 平井大介
新型インサイトも新時代の到来を洞察し、新たなクロスオーバーSUVとして、ICEからHEV、そしてEVへと進化する新しい時代を切り拓くことを目指している。グランドコンセプトは『アウトスタンディング・インパクト』、つまり『存在感際立つ、個性派EV』を目指して開発された。セグメント的には、アッパーミドルクラスになる。
ホンダは2025年度までにN-VAN e:やN-ONE e:といった軽EVを市場に投入し、2027年度には0(ゼロ)シリーズで日本のEV市場を牽引していく。
その狭間となる2026年度に、乗用EVとして販売規模が多いアッパーミドルのEV市場にこのインサイトを投入することで、ホンダEVの認知度を高め、2027年度からのゼロ・シリーズに繋げようとしている。
インサイトのターゲットユーザーは、50歳代以上の独身者や子育て末期から子離れした夫婦。クルマに対して『他人が乗っていないクルマに乗りたい』、『ゆとりある走りや高速走行が楽しめる』、『品質の高さや実用性を重視し、移動中でもゆったりくつろげる』、『安全性の高いクルマに乗っているという安心感』、『クルマの維持費(燃費・税金等)軽減を期待』といった価値観のある人。現有車はセダン/SUV/ミニバンといったユーザーを想定している。
リアまで一気通貫したシャープなデザイン
エクステリアは、クロスオーバーSUVとして個性的なボディ骨格に、フロントからリアまで一気通貫したシャープなデザインにより、塊を前方へ押し出す様な突進感を与え、未来の乗り物を表現した。
ボディカラーは全5色を設定。国内で初めて採用する訴求色の新色『アクアトパーズメタリックII』は、水の透き通るような透明感と、宝石のトパーズが持つ希少で繊細な輝きをイメージした。

新時代の到来を『洞察』し、新たなクロスオーバーSUVとして誕生した。 平井大介
特徴的なのはヘッドランプユニットで、ポジション/デイタイムランニング/ターンシグナルなど、さまざまな機能を一体化。発光するHマークとともに、インサイトの先進感を主張している。リアコンビネーションランプもヘッドランプと呼応したデザインで、同様にEVらしい先進感がある。
インテリアは、包み込むような造形と、空間全体のつながりを意識したラウンドデザインを目指した。上質なソフトパッド素材を採用したほか、収納やワイヤレス充電器などの装備で使い勝手を高めながら、室内全体が一体となって心地よく過ごせる空間を追求。
また、どのシートに座っても心地よさを感じられる空間を目指した。前席は高いアイポイントで見晴らしのよい視界を確保。運転席と助手席を隔てないセンターコンソール構造で、前席間のウォークスルーを可能にしている。
後席では、足元のスペースを大きく確保しながらリクライニング機能を採用し、長時間の移動でも快適な空間を実現した。さらに、日常使いから週末のレジャーまで幅広いシーンに対応できるよう、大容量の荷室を確保している。
航続距離はWLTCモードで500km以上を実現
パワートレインに関して詳細は語られていないが、航続距離はWLTCモードで500km以上を実現しているという。
実は新型インサイトは、中国の東風汽車とホンダの合弁会社である東風本田汽車が製作している『e:NS2』の日本仕様となる。車名を日本仕様では『インサイト』としたのは、前述のようなホンダのこのクルマに対する想いからだろう。

合弁会社である東風本田汽車が製作している『e:NS2』の日本仕様となる。 平井大介
現段階ではインサイトのスペックは公表されていないが、e:NS2のサイズは全長4787mm、全幅1838mm、全高1570mm、ホイールベースは2735mm。駆動方式はFWDで、中国CLTC基準での航続距離は545kmとなっている。
日本仕様のホンダ車としては、アロマディフューザー機能とインテリジェント・ヒーティングシステムを初採用した。
前者は6種類の香りが選べ、光の演出で自由に車内の雰囲気を作り機能連動したイルミネーションとともに、新鮮で心地よい室内空間を提供する。後者はシートやステアリングホイール、インテリア(ドアパネルやグローブボックス下)のヒーターを協調制御し、赤外線を用いた輻射熱を組み合わせて従来の温風ヒーターより省電力かつ静かで乾燥しづらい温暖環境を実現する。
なお新型インサイトは、3000台の限定販売の予定。ライバルはトヨタbZ4Xや日産アリア、テスラ・モデルYなど。車両価格も気になるところだ。まずは、この春といわれている正式発表を楽しみに待つことにしよう。
