Twitterの共同創業者であるジャック・ドーシー氏がCEOを務める、決済サービス大手Squareの親会社であるBlockが、全従業員の約半分を削減する大規模な人員整理を行う方針を明らかにしました。今回の決定はAIや自動化ツール」を「意図的かつ大胆に」導入することで組織の効率化とスリム化を図ることを目的としています。

Block plans to lay off nearly half its staff in ‘deliberate and bold’ embrace of AI - MarketWatch

https://www.marketwatch.com/story/block-plans-to-lay-off-nearly-half-its-staff-in-deliberate-and-bold-embrace-of-ai-81e99247



決済サービス大手Squareの親会社であるBlockは、全従業員の約半分を削減するという極めて大規模な人員整理を発表しました。ドーシーCEOは、1万人以上いた従業員数を6000人未満にまで減らし、合計で4000人以上が削減対象になると説明しています。

従業員への通知の中でドーシーCEOは、AIや自動化技術などの「知能ツール」が企業の構築と運営の在り方を根本から変えたと述べています。ドーシーCEOはこれらのツールを活用する少人数のフラットなチームであれば、これまで以上の成果をより高い質で生み出すことができると確信していると語りました。



by TED Conference

ドーシーCEOは今回の措置が業績不振によるものではなく、むしろ「強者の立場」からの決断であると強調しています。実際、2025年第4四半期の決算では売上総利益が前年同期比24%増の28億7000万ドル(約4310億円)に達し、アナリストの予想を上回りました。1株当たり利益は前年同期の71セント(約110円)から65セント(100円)へと減少したものの、依然として市場予想を上回る水準を維持しています。

レイオフの対象となる従業員に対しては20週間の給与に勤続年数1年につき1週間分を加算した金額が支払われるほか、5000ドル(約77万円)の移行支援金が支給されます。また、5月末までの株式の権利確定や6ヶ月間の医療保険も提供されます。ドーシー氏は効率だけを求めて冷酷に解雇するのではなく、木曜日の夕方まで社内コミュニケーションツールを残すなど、人間味のある別れの時間を設けるとしています。



ドーシーCEOは今後Blockをより小さく機敏でフラットな組織にすることを目指すと述べ、大規模な人員削減にはリスクが伴うことを認めつつも、現状に留まり続けることも同様にリスクであると訴えています。さらに今後はAIを核とした新たなサービスの展開に注力し、顧客が同社の機能を直接組み合わせて利用できるような未来を目指すとしました。