「検索結果をスクレイピングして再販することはGoogleの規約や法律に違反している」として、Googleがテック企業のSerpApiを訴えました。

Why we’re taking legal action against SerpApi’s unlawful scraping

https://blog.google/technology/safety-security/serpapi-lawsuit/



Google lobs lawsuit at search result scraping firm SerpApi - Ars Technica

https://arstechnica.com/google/2025/12/google-lobs-lawsuit-at-search-result-scraping-firm-serpapi/

SerpApiはGoogleをはじめとした各種検索エンジンのAPIを取り扱っている企業で、普通にGoogleの検索ボックスを使って検索しただけではたどり着けないような検索結果の「底」近くまで調べることができることをアピールしています。

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しかし、SerpApiは単にAPIを提供するにとどまらず、Googleの検索結果をスクレイピングした上に再販していたとのこと。この行為はGoogleの規約はもちろんのこと、「著作権で保護された他者のコンテンツを保護するセキュリティ対策を回避」することで法律にも違反しているとGoogleは主張しています。

Googleの法務顧問であるハリマ・デライン・プラド氏によれば、Googleが業界標準のクロールプロトコルに基づき、コンテンツのクロールについてウェブサイト側の指示を尊重しているのに対し、SerpApiのような「ステルススクレイパー」は指示を無視して、サイト側に一切の選択権を与えていないと指摘しています。

SerpApiはGoogleに対して偽装、大規模ボットネットによる集中攻撃、クローラーの名前の頻繁な変更などの「不正な裏口手段」を用いることでセキュリティ対策を回避し、コンテンツを丸ごと取得。Googleがライセンス供与を受けて提供しているナレッジパネルや検索機能のリアルタイムデータなどを有料で転売しているとのこと。

プラド氏は、セキュリティ対策の回避が行われた結果、最終手段として不正行為阻止のために訴訟を起こしたと述べています。

なお、ニュースサイトのArs Technicaは、Googleが検索用の公式APIを提供していないために、検索結果ページを取得する手段としてSerpApiが利用されてきたことから、今回の訴訟はBingやBraveのように公式APIを提供している検索エンジンにとって追い風になる可能性があると指摘しています。