この記事は以下の動画を基に、動画投稿者の承諾を得た上で、AIライターが執筆しております

元日本航空機長の杉江弘氏が自身のYouTubeチャンネル「杉江弘の航空チャンネル」で、「AIRBUS機欠航の原因」と題した動画を公開。世界中で発生したエアバスA320およびA321型機の運航トラブルとそれに伴う大規模な欠航について、その意外な原因を解説した。

動画の冒頭、杉江氏は先日、世界中のエアバスA320・A321型機に運航トラブルが発生し、日本でもANA(全日本空輸)が95便を欠航させるなど大規模な影響が出たことに言及。このトラブルが、欧州の航空当局(EASA)からの通知に基づくソフトウェアの改修が原因であったと説明した。

この問題の引き金となったのは、アメリカのLCC「ジェットブルー」で発生した事故である。杉江氏によると、ジェットブルー機が飛行中に突然急降下し、シートベルトをしていなかった乗客15名が負傷したという。この事故調査の結果、驚くべき原因が浮かび上がった。杉江氏は「どうもこのトラブルは、太陽からの強い熱ということで、飛行機の操縦系統を動かす電気系統に異常を起こした」と解説。太陽から放出される強力な宇宙線や放射線、いわゆる「太陽フレア」が、航空機のコンピューターシステムに誤作動を引き起こした可能性を指摘したのだ。

太陽フレアは、約11年の周期で活動が活発になり、特に今年は活動がピークに達する年とされている。この現象は、無線通信の障害を引き起こすだけでなく、高高度を飛行する航空機の乗員・乗客が大量の放射線を浴びる原因ともなり、健康への影響も懸念されている。杉江氏は、これまで航空機のシステムはこうした宇宙線に対する防護策が施されていると考えられてきたが、「この2機種だけなぜこんなことがあったのかというと、それだけの宇宙線へのプロテクションがシステムで十分じゃなかったということ」との見方を示した。

今回のトラブルは、太陽フレアが無線通信だけでなく、航空機の操縦システムという根幹部分にまで直接的な影響を及ぼしうるという、航空史上でも極めて稀な事例であった。自然現象がもたらす予期せぬリスクに対し、航空業界全体で新たな対策が求められることになりそうだ。

チャンネル情報

杉江弘の航空チャンネル、2025年4月18日よりスタートしました。元JALパイロットで長年機長を務めていた杉江弘が、航空評論家、ノンフィクション作家として世界の航空事情や航空機事故さらには企業ガバナンスなどを「独自の視点で解説」 新たな価値を創出し続ける持続可能なチャンネルを目指します。