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マルチパーパスモビリティ

日野自動車は『ジャパンモビリティショー2025』(以下JMS)の出展概要等について説明会を開催した。

【画像】ポンチョッドットなど6台展示!日野自動車のジャパンモビリティショー2025 全13枚

出展テーマは『人、そして物の移動を支え、豊かで住みよい世界と未来に貢献する』。これは、日野の使命、会社の使命として企業理念に掲げているもの。自動車業界の変革期の中、原点に立ち返り、社会や顧客、そして時代の声をよく聞き、良い商品を通じて世の中に貢献していくことをJMSで伝えていきたいという思いが込められている。


日野ポンチョドット    日野自動車

出展車両は計6台。まず、『ポンチョドット』は地域の人、物の移動を支えるマルチパーパスモビリティとして、地域の中で多くの役割を担う『みんなのクルマ』を目指したコンセプト車両だ。

ベースは『デュトロZEV』で、全長4850mm、全幅1800mm、全高2350mmというコンパクトなボディとなる。

地域内の人、物を1台で賢く運ぶことを目的に、例えば、朝は子どもたちを学校へ送り、そのまま農作物を地域の販売所へ運び、昼は病院へ送迎し、さらに宅配や買い物代行の荷物も運び、夕方は子どもたちの迎えや習い事の送迎に活躍する。低床であることから乗降や荷物の積み下ろしもしやすく、背面扉を利用することでスロープから車いすなどの乗り降りも可能だ。

エクステリアデザインは地域の住民などが親しみ、安心できるスタイルを狙い、柔らか、愛着、優しさを表現。対面型の跳ね上げシートを採用し、必要なときだけ座面を展開することで、最大限の空間を活用することができる。

コンセプト車両には、ドライバーが安全に運転でき乗客が安心して移動できる装備として、レベル4相当の先進自動技術が取り入れられている。

来年発売予定の大型トラックとバス

続いては、発売されたばかりの『プロフィアZFCV』をベースにした『L4コンセプト』。

トヨタ・ミライに採用しているFCスタックをベースに、専用開発した水素タンクを6本搭載。リチウムイオンバッテリー、車両を駆動するモーターと車軸をセットしたeアクスルを後ろ2軸に組み合わせ、航続距離は650kmとなる。モーター駆動により発進時から最大トルクを発生するので、トルク断絶のないスムーズな発進とスムーズな加速を実現している。


日野プロフィアZFCV L4コンセプト    日野自動車

また、幹線輸送を想定した自動運転レベル4相当のデバイスを装着。ADASセンサーをベースに高性能レーダー、カメラおよびライダー等の新規センサーを追加する。全周囲に点灯するターコイズブルーのライトは、自動運転走行中であることを周囲に認識させるものだ。

20年ぶりに大幅改良した『セレガ』も出展

先日20年ぶりに大幅改良し2026年春に発売予定の『セレガ』も出展される。

フロントは空力を意識した曲面を多用するとともに、サイドからフロントへつながるJシェイプは現行セレガのアイデンティティを踏襲。可変配光型LEDヘッドランプを標準装備し、夜間の視認性向上、ドライバーの負担軽減に貢献している。リアも左右に張り出しを設けることで空気の巻き込みを防止し、空力性能を向上させた。また、新型LEDリアコンビランプを導入し視認性を高めている。


日野セレガ    日野自動車

新たに搭載される12速AMTは、エンジンの回転とギアの最適制御により空力とともに燃費向上に貢献。

出会い頭警報、左折巻き込み警報、車線変更警報などの安全機能を追加するとともに、より制動力の高い流体式リターダーを搭載。速度標識等をメーターに表示するとともに、速度制御の可能な標識認識システムなどを採用している。

ダカール・ラリー車が走る

最後は『デュトロZEV』だ。現在宅配業者などで1600台以上が使用されており、展示車両はユーザーの声を反映し改良を施した2026年夏発売予定の車両だ。

ポイントは駆動用バッテリーの容量アップで、航続距離の延長とともに低温環境での性能を向上させた。その他、坂道発進制御の改善や電子インナーミラー、デジタルメーターの視認性向上、そしてバックドアの開閉操作性を向上させた、


日野デュトロZEV    日野自動車

そのほか2019年のダカール・ラリー優勝車も展示され、いずれも乗り込みが可能とのこと。モビリティカルチャーエリアパフォーマンスゾーンでは、11月1日と2日に同ラリー参戦車のデモランも見学できる。