KNB北日本放送

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優美に踊る踊り手たち。坂の町・富山市八尾町に秋の訪れを告げるおわら風の盆がきのう始まりました。

多くの観光客が楽しんだ、初日の様子をお伝えします。

おわら風の盆は立春から数えて二百十日のこの時期に、イネに被害をもたらす風を封じ、五穀豊穣を願う行事として江戸時代に始まったとされています。

秋の訪れを告げる風物詩ですが、今年は猛烈な残暑です。

富山市八尾町のきのうの最高気温は37.7度。

夕方になっても30度を超える中、11の町で輪踊りや町流しが始まりました。

あたりが暗くなると、上新町では道路いっぱいに観光客の姿が。

哀愁漂う、胡弓や三味線の音色と歌声にのせ、男衆と女衆が伝統の踊りを披露します。

名古屋から
「指が美しくって、男性の踊りも素敵ですね」

東京から
「素朴ですけども華やかという感じですね。お伺いしてよかったです」

今年はニューヨークタイムズが「今年行くべき52の場所」の1つに富山市を選んだ記事でおわら風の盆が取り上げられました。

運営委員会は今年、英語のパンフレットを用意したほか、案内所での翻訳などインバウンドへの対応を強化。

平日の開催となった今年ですが、初日の人出は、日曜だった去年を1万人上回る8万人となり、外国人観光客の姿もありました。

トルコから
「面白い祭りです。ずいぶん昔からあるようですね。とてもユニークでとても美しかった」

オーストラリア出身
「すばらしいです。見ていてとてもいいですね。美しい街で、踊りは素晴らしいです」

おわら風の盆はあすの深夜まで行われ、八尾の町は三日三晩、おわら一色に染まります。

暑い中なので、見に行く人も十分対策をして楽しんでください。