パリSGは23日、クラブW杯グループリーグ第3戦で地元のシアトル・サウンダースを2-0で破った。試合後、ルイス・エンリケ監督は試合会場のルーメン・フィールド(シアトル)のピッチに苦言を呈した。

 ルーメン・フィールドは浦和レッズがグループリーグ2試合を戦った会場。普段はNFLでも使用されるため人工芝のフィールドが敷かれているが、今大会は国際サッカー連盟の規定により、暫定的に天然芝とのハイブリッドに改修されている。

 イギリスBBC』によると、エンリケ監督は試合後、この芝生について「ヨーロッパのピッチとはかなりかけ離れている。芝生は素晴らしい。ただ、ボールがウサギのように跳ねるんだ」と特徴を指摘。また試合前とハーフタイムに散水を行ったが、「10分ごとに乾いてしまった。これは我々のプレースタイルにとって問題だった」とボールが走りにくかったとも振り返った。

 このスタジアムは来年の北中米W杯でも使用される予定となっており、さらに改修が行われる予定。エンリケ監督はクラブW杯が「世界で最もハイレベルな大会」になろうとするのであれば、FIFAはピッチの質も「考慮する必要がある」と述べつつ、「NBAのコートが穴だらけだとは想像もできない」と皮肉ったという。

 一方、エンリケ監督は「もちろん言い訳をしようとしているのではない」とも強調。「今日は勝った後に言っている。でもこれは問題だと思う」と説得力を持って訴えた。

 クラブW杯のピッチを巡っては、レアル・マドリーのMFジュード・ベリンガムも3-1で勝利したパチューカ戦後に問題を提起。「ピッチはよくない。ボールが止まるし、バウンドしにくい」とした上で「膝にも負担がかかる。来年のW杯に向けてそれを考慮してくれる人がいるとありがたい」と伝えていた。

 今大会ではこれまで酷暑による選手の負担増や天候不良による試合中断の続発、チケットの高騰によるスタンドの空席が問題視されていたが、サッカーにおいて最も重要なピッチの課題も明らかになった。