精神科医・臨床心理士・公認心理師の生活に役立つメンタルヘルスが警鐘「うつ病は10タイプ、症状も経過も全く違う！」

YouTubeチャンネル「生活に役立つメンタルヘルス」が『うつ病の種類を精神科医が完全解説』と題した動画を公開。精神科医、臨床心理士、公認心理師として活動する「生活に役立つメンタルヘルス」さんが、知っておきたい“うつ病の10の種類”について専門的な視点から語った。

動画冒頭では、自身が執筆した書籍『鬱論』（ライフサイエンス出版）を紹介しつつ、この一冊に「鬱病を中心に、心の問題に関するたくさんの話題が詰め込まれた有意義な内容です」とアピール。続けて「一言でうつ病と言いますが、実際にはいくつかの種類があります」と切り出し、精神疾患の奥深さに言及した。

「生活に役立つメンタルヘルス」さんによれば、うつ病には“低経鬱病（メランコリア型）”“否定型鬱病”“慢性鬱病”“精神病性鬱病”“季節性鬱病”“月経前不快気分症（PMDD）”“産後鬱病”“小児・重篤気分調節症”“高齢者鬱”“医薬品誘発性抑鬱症”の10タイプがあり、これは「治療が短期間で終わる人、ずっと通院しなくてはならない人、入院が必要な人など、うつ病の人が皆同じ経過をたどるわけではない理由」だと説明。

特に「うつ病にも種類があり、それぞれに症状や経過に違いがあるためです」「仕事などの嫌なことでは鬱になり好きなことでは症状が軽くなる否定型鬱病や、季節の変わり目に発症しやすい季節性鬱病、子供や高齢者にも見られる特殊なうつ病」に注目。さらに「親や先生が早めに気づいてあげることが治療の鍵」と子どもの抑鬱における早期介入の意義も強調している。

動画終盤には「一言でうつ病といってもたくさんの種類があることを知っていただけたかと思います。同じように一言で風邪といっても原因によってたくさんの種類があるのと同じです」と、今後の治療や療養のヒントになることを願って視聴者にエール。「動画が良かったなと思ったらチャンネル登録と高評価よろしくお願いいたします。またお会いしましょう」と視聴者に呼びかけ、動画を締めくくった。