きょうの為替市場でドル円は買いが優勢となっており、節目の150円を試す動きが出ている。今週のイベントを前に、円ロングの巻き戻しが断続的に出ている模様。一部では今週の日銀決定会合で植田総裁が利上げに慎重姿勢を示すのではとの見方も出ている。

 米景気への先行き不透明感が高まっている中、トランプ政権の貿易政策による世界経済への影響を見極めたい意向を滲ませるのではとの見方もあるようだ。前日はOECD(経済協力開発機構)が、貿易摩擦と不確実性を理由に世界経済の減速を予測していた。

 7月か9月の追加利上げの市場コンセンサスに変化はないが、内容次第では、それより前の5月や6月の可能性はさらに後退する可能性もありそうだ。

 本日からFOMCが開催され、明日結果が発表になる。政策は据え置きが確実視されているが、今回は委員の金利見通し(ドットプロット)が公表され、注目を集めそうだ。市場では年内2回以上の利下げを見込んでおり、その予想に沿った内容になるのか注目される。

 米景気の先行き不安が台頭しているが、一部からはFRBの救済「フェド・プット」を期待する声も少なくない。しかし、現状の高インフレの粘着性から、それさえも希望的観測に過ぎないのかもしれないとの声も出ている。今年「2回か3回の利下げ」という市場の期待にFRBが応えられないリスクを留意すべきとの指摘も出ている。

 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は150円に観測されている。

18日(火)
150.00(14.7億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美