ワッキー 5年前の中咽頭がんとの闘いを回顧 「2つの後遺症が色濃く残って」症状や舞台での対策明かす

お笑いコンビ「ペナルティ」が13日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月〜金曜後1・00)にゲスト出演。ワッキー(52)ががんとの闘いを振り返った。
司会の黒柳徹子から「ワッキーさんは5年前に中咽頭がんって診断されたんですって」と振られると、ワッキーは「はい。喉のがんなんですけれども」と回答した。
最初は左の喉にしこりを2つ感じ受診したところ、がんであると告げられたという。当時は運動もしており「凄く元気」な状態で「信じられなかったですね」「“そんなワケないです”って言って」と振り返った。
そこから自身でも中咽頭がんについて調べて2カ月入院。「それが2020年の話ですね」と語った。
治療は「放射線治療と、あと抗がん剤とをやりまして」とワッキー。「僕はあんまり相性がよくなかったみたいで。2つの後遺症が色濃く残ってしまったんですね」と明かした。
一つは「唾液が出づらいんですね。凄い」とし、「まあ3割ぐらいしか出ないです。普通の方の」と説明した。CM中にも「めっちゃ水を飲みました」とも話した。
もう一つは「味覚が分かりづらいんですね。普通の方の6割ぐらいしか分からない感じなんです」と告白した。
「でもまあそれは味覚の方は自分の問題なんで」としたものの、「ただ喉の方は相方と一緒にコントをやったりするので」と断言。医師からは「動きながら大声でしゃべったりするのは一番喉に悪い」とも言われたとし「復帰のネタが動きながら大声でしゃべるネタだったんです」と「応援団」というネタだったとした。
ワッキーが応援団の団長で、相方のヒデが野球部の主将という役で「ヒデさんには言ってたんです。途中で喉カラカラになると思うから、もう水飲むかもしれないと。小さいペットボトルをポケットに忍ばせて、で出て行ったんですね」と回顧した。
「で案の定5分ぐらいたったら喉がカラカラで。声が出なくなっちゃったんです」との事態が。そこでペットボトルを取り出し「もうネタに関係なくお客さんの前で水飲んだんですね」。するとヒデは「ミュージシャンか」とツッコミを入れて笑わせ、10分間のネタを無事にやり切ることができたとした。