日本代表の3月シリーズで初選出・復帰が期待される13人。ブンデス7発のFW、ドイツで躍動するボランチ、2年連続二桁得点の23歳…
6節を終えて5勝1分けの日本代表は、2位のオーストラリアに9ポイント差をつけて、首位を独走。3月20日のバーレーン戦に勝てば、史上最速でワールドカップ出場が決定する。
そのバーレーン戦と、25日のサウジアラビア戦のホーム2連戦はどんなメンバーになるのか。まだ出場権を獲得していないため、大幅な変更は考えにくいが、初招集や久々の復帰が期待される選手を基本システムの3−4−2−1に当てはめて、ピックアップした。
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3バックの候補は、チェイス・アンリ(シュツットガルト)、渡辺剛(ヘント)、伊藤洋輝(バイエルン)、中山雄太(町田)の4人だ。
その中で、実力的に最も可能性が高いのはドイツの名門でついにデビューを飾った伊藤だ。プレシーズンに負った怪我で離脱が続いていたものの、2月にようやく復帰を果たすと、3試合目で初ゴールを挙げるなど、早速インパクトを残している。ただ、コンディション面をどう見るか。故障明けだけに、無理をさせないのであれば、同じ左利きの中山にチャンスが出てくる。
逆に、今季にシュツットガルトでトップデビューし、チャンピオンズリーグでもプレーしたチェイス・アンリが初招集される可能性は高くないだろう。現在は再びセカンドチームが主戦場となってしまったからだ。ただ、ポテンシャルは絶大なだけに、今後を見据えて声を掛ける選択肢はある。
クラブの年間MVPに輝くなどヘントでは守備の要として活躍している渡辺は、瀬古歩夢(グラスホッパー)、高井幸大(川崎フロンターレ)、橋岡大樹(ルートン)らとの争いに勝って滑り込めるか。
ウイングバックでは、毎熊晟矢(AZ)、相馬勇紀(町田)、森下龍矢(レギア・ワルシャワ)の3人をチョイスした。
オランダの強豪で菅原由勢(サウサンプトン)の後釜として右SBのポジションを掴んだ毎熊は、ヨーロッパリーグも経験し、課題だったデュエルで逞しさが増した。持ち味の攻撃力も遺憾なく発揮しており、アジアカップ以来のプレーを見たいところではある。ただ、右ウイングバックの層は厚く、堂安律(フライブルク)と伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス)は盤石で、クラブで出場時間が減っているとはいえ、菅原を抑えての選出は簡単ではない。
左も同様で、三笘薫(ブライトン)、中村敬斗(S・ランス)、前田大然(セルティック)、長友佑都(FC東京)と多士済々。ただ、アクシデントがあれば、開幕から好調で、左右両サイドで機能する相馬が食い込む余地はある。ポーランドの名門で9ゴール・10アシストと結果を残しているとはいえ、森下が24年元日のタイ戦以来の招集となれば、小さくないサプライズだ。
守田英正が怪我で、招集見送りの可能性があるボランチは、佐野海舟(マインツ)の復帰が注目される。ブンデスリーガで4位と快進撃を続けるチームで全試合にスタメン出場して躍動し、とりわけ守備面では圧巻のパフォーマンスを披露。昨年10月のオーストラリア戦のように、キャプテンの遠藤航(リバプール)が不在の際に、同じ役割ができるのはこの24歳だろう。
23年9月のトルコ戦でミドルシュートを叩き込むなど、一時は代表に定着する勢いだった伊藤敦樹(ヘント)も、クラブではコンスタントにプレーしており、海外移籍後の初招集があってもおかしくはない。
2シャドーには、鈴木唯人(ブレンビー)と浅野拓磨(マジョルカ)をセレクト。前者はクラブで2シーズン連続二桁得点を達成するなど好調で、昨年6月以来の復帰を虎視眈々と狙う。怪我で昨年9月以来招集がなかった後者は、キレが戻り、スペイン初ゴールを決めたばかり。元々、森保一監督の信頼は厚いだけに、復帰の可能性は高そうだ。ただ、シャドーではなく、FW枠になるかもしれない。
最後にFW枠では、町野修斗(ホルシュタイン・キール)が約2年ぶりにメンバー入りを果たすか。ブンデスリーガ16位のチームで7ゴールは立派な数字で、フィニッシャーとしてだけでなく、チャンスメークでも貢献。FKやロングスローも、新たな武器になるかもしれない。
上田綺世(フェイエノールト)が怪我を抱え、大橋祐紀(ブラックバーン)も故障明け、小川航基(NEC)も本調子ではないだけに、前田が好調とはいえ、タイプの違う町野をここで久々に起用する価値はある。
他にも試してほしい選手や将来性のある有望株はごまんとおり、ここで挙げた13人以外が選出される可能性はもちろんある。むしろ、そんなサプライズがあった方が、盤石すぎてややヒリヒリ感に欠ける最終予選も盛り上がるかもしれない。
注目の日本代表メンバーは、3月13日に発表される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
