Amazon傘下の動画配信プラットフォーム「Twitch」では、過去の配信動画を7日間しか残すことができないため、それ以上の期間配信アーカイブを残すには「ダイジェスト」と呼ばれる機能を使用する必要があります。このダイジェストを使えば配信を永久にアーカイブ可能だったのですが、2025年4月19日からすべてのダイジェストおよびアップロードした動画の保存期間が「合計100時間まで」に制限されることが発表されました。

On-Demand Content on Twitch

https://help.twitch.tv/s/article/video-on-demand?language=en_US#storage

Twitch is limiting streamers to 100 hours of highlights and uploads | The Verge

https://www.theverge.com/news/616296/twitch-storage-cap-highlights-uploads-speedrunning

Twitchは2025年4月19日からダイジェストとアップロードの上限が「合計100時間まで」に制限されることになると発表しました。なお、Twitchはダイジェストとアップロードの合計が100時間を超える配信者は、全体の0.5%未満であると主張しています。





なお、「合計100時間まで」の制限は、あくまでダイジェストとアップロードにのみ課される制限で、過去の配信やクリップには適用されません。2025年4月19日以降もダイジェストとアップロードの合計が100時間を超えたままの場合、視聴回数が最も少ないダイジェストから順に、上限を下回るまでダイジェストおよびアップロードが自動で削除される可能性があるとのこと。そのため、Twitchは「保存したいダイジェストとアップロードは削除される前にダウンロードあるいはエクスポートしてください」と推奨しています。

配信者がダイジェスト機能を活用している場合、チャンネルページの「ビデオ」→「フィルタ」→「ダイジェスト」の順にクリックすることで動画を確認可能です。なお、アップロード機能はほとんど利用されていません。



Twitchはダイジェストとアップロードを「合計100時間まで」に制限する理由について、「当初、ダイジェストは配信者が最高の瞬間を動画として残し、新しい視聴者を引き付けられるようにするための機能でした。しかし、ダイジェストはクリップやタグ、ディスカバリーフィードなどの機能と比較すると、視聴者の発見やエンゲージメントの促進にはあまり効果的ではありません。効果が低いにもかかわらず、一部の配信者は時間の経過と共に何千時間ものハイライトとアップロードを蓄積しています。コンテンツの保存にはコストがかかります。Twitchのアクティブチャンネルの0.5%未満、視聴時間の0.1%未満にのみ影響する『合計が100時間まで』の制限を導入することで、リソースをより効率的に管理し、ハイライトとアップロードのサポートを維持し、クリップやディスカバリーフィードなどのより効果的なエンゲージメントツールの改善や新機能の開発に継続的に投資できるようになります」と説明しました。

これに対して、Twitchの公式フォーラム上では「世界記録だけでなく、Twitchに投稿されたほぼすべてのRTAが、Speedrunのダイジェストとして保存されます。ここにはすでにRTAを行っていないプレイヤーや、すでに配信を行っていないプレイヤー、すでにオンライン上には存在しないプレイヤー、あるいはもう生きていないプレイヤーによるRTAも含まれます。ダイジェスト機能が使えなくなると、RTAの歴史にとって甚大な被害となるでしょう」という指摘も上がっています。



なお、日本のTwitchストリーマーからも悲鳴の声が上がっていました。