Googleの親会社であるAlphabetが、2023年第1四半期(1月〜3月)の決算を発表しました。

GOOG Exhibit 99.1 Q1 2023 - 2023Q1_alphabet_earnings_release.pdf

(PDFファイル)https://abc.xyz/investor/static/pdf/2023Q1_alphabet_earnings_release.pdf



Alphabet Earnings: Google Ad Revenue Drops for Second Straight Quarter - WSJ

https://www.wsj.com/articles/alphabet-google-googl-q1-earnings-report-2023-562dbb62



2023年のAlphabet全体の収益は、前年同期比で3%増となる697億8700万ドル(約9兆3300億円)でした。営業利益は174億1500万ドル(約2兆3300億円)で、収益に対する営業利益率は25%。純利益は150億5100万ドル(約2兆円)でした。



以下がその内訳。「Googleサービス全体(Google Services total)」の収益は619億6100万ドル(約8兆3000億円)で、前年同期比で0.8%増となりました。そのうち、「Google広告(Google advertising)」の収益は、前年同期比で0.2%減の545億4800万ドル(約7兆3000億円)でした。そして、Google広告のうち、「Google検索など(Google Search & other)」の収益は前年同期比1.8%増の403億3590万ドル(約5兆4000億円)で、「YouTube広告(YouTube ads)」は前年同期比で約2.6%減の66億9300万ドル(約9000億円)、「Googleネットワーク(Google Network)」は前年同期比8.3%減の74億9600万ドル(約1兆円)でした。



Googleの広告事業の収益が前年同期比で減少を見せるのは、2004年に株式公開してから3回目で、2四半期連続の減少となりました。ただし、経済紙のウォール・ストリート・ジャーナルは「広告事業の収益減少は投資家の間でも予想されており、減少の幅は予想よりむしろ小さかった」とコメントしています。

YouTubeの広告収入は3四半期連続で前年同期比減となりましたが、前年同期比約7.8%減だった2022年第4四半期よりも減少の幅が小さくなっていることから、Googleのルース・ポラット最高財務責任者(CFO)は「YouTubeの広告収入に安定の兆しが見られました」とコメントしています。

Googleの親会社Alphabetが2022年第4四半期の決算を発表、YouTubeを含む全体の広告収入が前年同期比で約4%減少 - GIGAZINE



収益が減少傾向を見せる広告事業に対して、クラウドコンピューティング事業は好調で、「Google Cloud」の収益は75億5400万ドル(約1兆100億円)で前年同期比28%増という大きな成長を見せました。また、Google Cloud部門は、営業利益が2022年第1四半期だと7億600万ドル(約940億円)の赤字だったのが、2023年第1四半期で1億9100億ドル(約255億円)の黒字に転じています。

AlphabetとGoogleのスンダー・ピチャイCEOは「Google検索が好調でGoogle Cloudにも勢いがあり、2023年第1四半期の業績には満足しています。私たちはディープコンピューターサイエンスとAIを軸とした重要な製品アップデートを導入しました。私たちが目指すのはユーザーに最も役立つ答えを提供することであり、イノベーションの実績を積み重ね続けることで、大きなチャンスが待っていると考えています」とコメントしました。また、ポラットCFOは「私たちは長期的な成長を実現し、コストベースの再構築によって最も魅力的な成長分野への投資能力を創出することに取り組み続けていく所存です」と述べました。