職務質問されたことのある人は意外に多い?

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車に乗ろうとしたときや、停車中などに警察官から声を掛けられた経験はありますか?

いわゆる職務質問は、法律上警察官に与えられた権利のひとつで、怪しい行動をしている人や、何らかの形で犯罪に関わっていると思われる人を呼び止めたり、質問したりできるというものです。

主に犯罪の予防や抑制のためにおこなわれますが、「警官に声を掛けられやすい服装」ならぬ、「警官に声を掛けられやすい車」があるという噂が。

急に声を掛けられてびっくり!職務質問エピソード

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まずは、実際に職務質問を受けた人たちのエピソードを調べてみました。

「車で夜勤に向かおうとしているときに急に声を掛けられた。アルコールチェックされて、“こんな遅い時間にどこに行くんですか?”って聞かれたけど、出勤前で急いでたから正直困った……」

「全身黒っぽい服装だったり、髪の毛ボサボサ&ジャージだったりすると高確率で職務質問される気がする。あとは迷彩柄のジャンパーとか。街中での停車中に声かけられたこともあるけど、ストーカーにでも間違われたのかな……」

こうした声を見ると、「外出している時間帯」や「服装」が少なからず影響を与えているようですが、中には「車の特徴」や「車種」で不審に思われたようだと投稿している人もいるようです。

「職務質問されやすい車」があるってホント?

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ネットで職務質問を受けたことのある人の声を調べてみると、“職務質問されやすい車種”として挙げられていたのは、セルシオやアリスト、クラウン、プリウス、ヴェルファイア、スカイラインなど。

職務質問されやすい車の特徴として「ネオクラシックカーなど低年式の高級車」、「たくさんの荷物を載せられるビッグセダン系」を挙げる人もいました。

しかし、逆に「みんな乗ってるような車種だと、たまたま逃走中の犯人と同じ車種だったみたいで職質されることもあるよ」という声も。

さらに、“車の状態によって職務質問された”と主張する声も上がっています。

「黒塗りの高級車だったり、逆にボコボコのまま運転している車」

「警察を見たら逃げるように曲がるとか、スピード上げたりちょっと車がふらついたりすると、飲酒運転や薬物の疑いで停められることがある」

また、いかにも職務質問されやすそうなフルスモーク車ではなく、「後部座席だけのスモークでも職務質問された」という人も見受けられました。

「改造車だけでなく、整備不良の車も声を掛けられやすい」という意見も多いため、日頃のメンテナンスや、違法改造になっていないかにも注意が必要です。

ここまではネット上の声を中心にご紹介しましたが、実際に「職務質問をする明確な基準」はあるのでしょうか?警察庁の広報課にインタビューしてみました。

職務質問するとき、警察はどこを見ているの?

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「どのような特徴を持つ車やドライバーが、運転・停車中に職務質問されることが多いのでしょうか?」と質問したところ、担当者は以下のように話します。

「職務質問は警察官職務執行法第2条に基づいて、異常な挙動や不審な行動をする人に対して行われます。

異常な挙動、その他周囲の事情から合理的に判断して、犯罪を犯した人だけでなくこれから罪を犯そうとしている人、起きた犯罪について何か知っている人にも質問できることが定められています。

そのため、特定の“車”や“ドライバー”に対して行うものではありません」

警察側の明確な基準などはわかりませんでしたが、警察官それぞれの「経験則」や「直感」というものが、ネット上で挙げられていた特徴に当てはまっているのかもしれませんね。

何かしらの事件の犯人と特徴が一致してしまったケースなどは例外だと言えるでしょう。

車の場合は、「ふらふらと蛇行運転している」と飲酒運転、「整備や修理がされていない」と盗難車である可能性があるといったように、違反や犯罪に繋がる走行や見た目をしていないかに注意すると、職務質問される機会が減るかもしれません。