セクハラで免職処分となった原子能委員会の謝暁星主任委員

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(台北中央社)行政院(内閣)は11日、性別工作平等法(男女雇用機会均等法に相当)に抵触するセクハラ行為をしたとして、同院原子能委員会(原子力委員会)の謝暁星(しゃぎょうせい)主任委員(閣僚)を免職処分にしたと明らかにした。

謝氏を巡っては、女性職員を罵倒したり、別の女性に体を密着させるなどの行為をした疑いがある他、勤務時間中に女性部下を連れて公用車でカフェに行くなどしたと昨年10月に一部週刊誌が報道。また自身の秘書の人選について、容姿の注文をしたとの指摘もあり、蘇貞昌(そていしょう)行政院長(首相)の指示で組織された専門チームが調査を行っていた。

専門チームは、秘書や重職の人選、人員配置、休暇申請時の対応において、謝氏は性差による不当な差別をしたと指摘。また秘書や重職の選考や面接時に、身長や年齢、外見、星座、血液型、家族構成、婚姻状況など業務内容とは関係のないプライベートなことに関心を払ったことは、性別工作平等法が禁ずる性差別に当たると認定した。

また一部の女性を凝視したり、極端に近づいたり、身体に触れたり、女性部下の容姿や化粧、身なりを評価したりすることは同法が定めるセクハラ行為に該当するとした。

行政院によれば、謝氏は専門チームの調査報告を受け、蘇氏に対して辞意を示したが、蘇氏は、性の平等に反する不当な言動で公的機関の名誉を傷つけ、市民の信頼を損なったとし、主任委員にはふさわしくないとして免職処分にした。

行政院は、閣僚が性の平等に違反したことは遺憾であり、関連の女性の人格や尊厳に悪影響や傷害を与えたことについて謝罪した。

(頼于榛/編集:齊藤啓介)