サンダータイガーが開発した大型無人ヘリコプター(イメージ)=同社提供

写真拡大

(台北中央社)中部・台中市のラジコンメーカー、サンダータイガー(雷虎科技)は10月31日、同社の長距離無人ヘリコプターが経済部(経済省)の「軍民両用無人機増強計画」の審議を通過したと明らかにした。今後、正式に世界の軍需産業に進出する計画だ。

同部は、政府が進める防衛・戦略産業の軍民統合と発展を目指す政策を受け「国防科学技術産業発展審議会」を設立。防衛需要に合わせた航空宇宙関連の技術開発や軍民両用無人機分野の発展促進を行っていた。

同社によると、2年半かけ開発した多用途、重量150キロ以上、行動半径200キロの大型無人ヘリコプター「T-400」を防衛産業に進出させるという。

T-400はメインローターの直径が4.2メートルで、炭素繊維と航空機用アルミ合金を使用し軽量化を図った。レーダーやカメラを搭載し、飛行時間は6時間に達する。ドローン同士が直接通信するシステムも備える。

また通信が途切れた緊急事態でも、速やかに被災地や戦地での通信網を復旧させることができ、遠洋漁業の調査や貨物輸送などの他、戦時下では艦船に搭載した上で偵察や前線の保護、武器を用いた非対称戦争の実施も可能だとしている。

同社は、来年台北で開かれる「台北国際航空宇宙・国防産業展」でT-400を公開する予定で、今後は米国や欧州などの軍需産業の見本市にも出展する方針。

(潘智義/編集:齊藤啓介)