12号2ランを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

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5回に先制点献上するも気迫の雄叫び→直後逆転12号でまた雄叫び

■エンゼルス ー Rソックス(日本時間10日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手が9日(日本時間10日)、本拠地でのレッドソックス戦で、起死回生の逆転12号2ランを放った。「2番・投手兼DH」で投打同時出場し、先制を許した直後に自らリアル二刀流の援護弾。完全なひとり舞台に、米メディアも驚愕した。

 5回に1点を先制され、迎えた5回1死一塁の第3打席だった。右腕ピベッタの高めフォーシームを捉えた。左中間への12号2ランは10試合45打席ぶりの一発で、6月は初アーチとなった。

 マウンドで160キロ超えを連発した直後、打席では豪快アーチ。非現実的な姿に、「FOXスポーツ」のアナリスト、ベン・バーランダー氏は「これは異常だ! マウンドで圧倒し、ホームランを打つ。決して当たり前のことと思ってはいけない」と強調。さらに「人々はまだ我々がなにを見ているのか理解していない」とも言った。

 エンゼルス公式ラジオ局でキャスターを務めるトレント・ラッシュ氏は「ワンマンショー(SHO)!」と大興奮。米メディア「WCNC」のスポーツディレクター、ニック・カーボニ氏も「(笑)オオタニは100マイルを投げてホームランを打つ。とてもアメージングでクレイジーだ」と脱帽の様子だった。(Full-Count編集部)