【前園真聖コラム】第375回「ベトナム戦で一番大切なのは『見極める』こと」
それは選手を「見極めること」、つまりこれまでの戦い方に選手を当てはめようとしないことです。というのも、今回も最大の懸案事項は選手のコンディションだからです。
ベトナムは入国制限が厳しいため、ヨーロッパ組の選手は一度日本に戻ってそこからハノイに飛ぶか、あるいはオランダに集合してから現地入りする2つのグループに分かれます。どちらにしても体調がどこまで整えられるか分かりません。
森保一監督は、これまでのシステムや選手選考にとらわれず、コンディションのいい選手を選んで、そこからシステムを考えたほうがいいはずです。また、自分のチームと同じポジションで起用してはどうでしょうか。
冨安健洋は右サイドバック、原口元気はインサイドハーフ、古橋亨梧はトップと、日頃慣れているポジションのほうがプレーしやすいのではないかと思います。今後さらにバリエーションを増やすためにも、シャルケのセンターバックとして活躍している板倉滉と吉田麻也を組み合わせて、冨安をサイドで使うなどにも取り組んだほうがいいでしょう。
そうすれば「いざ」というときに慌てなくてすみます。そういう柔軟な戦いが求められていますし、オーストラリア戦でやったようなチーム作りをさらに進めて采配を振るってほしいと思います。
【写真提供:日本サッカー協会】
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1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。