NASAと提携してアメリカ初の民間宇宙船の打ち上げに成功したSpaceXや、自動車メーカーとしては最も高い時価総額を記録したテスラの創業者として知られるイーロン・マスク氏が、Twitterやインタビューで過去に言及してきた61冊の書籍がインターネット上でまとめられています。61冊を一気に読むというのはあまりに骨の折れる作業だということで、起業家向けの情報をまとめるウェブサイトのEntrepreneurが「特に読んでおくべき11冊」を抜粋しています。

61 Books Elon Musk Thinks You Should Read

https://www.entrepreneur.com/slideshow/355673

◆01:LIFE3.0──人工知能時代に人間であるということ



「LIFE3.0──人工知能時代に人間であるということ」の著者はマサチューセッツ工科大学のマックス・テグマーク教授。高度な人工知能(AI)が登場する未来の世界と生命のあり方を考察する著書で、マスク氏は「これは地球とそれ以降の生命・知性・意識が偉大な未来への探求を行う上でめぐり会う課題と選択への説得力あるガイドとなるものです」と述べています。

◆02:ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか



「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか」の著者は、シリコンバレーで最も注目される起業家・投資家のひとりであり、1998年にPayPalを創業したピーター・ティール氏。マスク氏は「ピーター・ティールは複数の画期的な会社を設立しており、本作ではその方法を紹介しています」と語りました。

◆03:スーパーインテリジェンス 超絶AIと人類の命運



ニック・ボストロム著作の「スーパーインテリジェンス 超絶AIと人類の命運」もAIに関する書籍で、「人類はAIを制御できるか」を題材としています。

マスク氏はTwitter上で「ボストロムのスーパーインテリジェンスは読む価値のある本です。AIには細心の注意が必要であり、核兵器よりも潜在的な危険をはらんでいます」と、同氏がたびたび論じてきたAI脅威論に通じるものであるとツイートしています。



◆04:Screw Business As Usual: Turning Capitalism into a Force for Good



ヴァージン・グループの創設者であるリチャード・ブランソン氏の著作である「Screw Business As Usual: Turning Capitalism into a Force for Good」について、マスク氏はTwitter上で「リチャード・ブランソンの『Screw Business As Usual』がとても気に入りました。このアプローチは本当に賢明で、すべての人が心に留めておくべきものです」とツイート。



◆05:国富論



◆06:資本論



アダム・スミスの国富論およびカール・マルクスの資本論について、マスク氏は「資本論は14歳の頃に、ドイツ語版の原書を英語に翻訳しながら読みました。アダム・スミスの国富論も本当に最高の書籍です。皮肉なことに、将来的な自動化の波は消費の平等化につながるものです。独占は人類における真の敵であり、奉仕のために競争することは良いことです」とツイートしています。



◆07:Consider Phlebas



イアン・M・バンクスによるSF小説シリーズであるThe Cultureの1作目となるのが「Consider Phlebas」です。マスク氏は「バンクスのThe Cultureシリーズを是非読んでみてください。壮大でセミユートピア的な銀河が魅力的な未来を映し出してくれます。ただし、AIについては楽観的になりすぎないように注意すべきです」と、同作の感想をツイートしました。



◆08:さよならを待つふたりのために



ジョン・グリーンによる青春小説である「さよならを待つふたりのために」について、マスク氏は「ジョン・グリーンとハンク・グリーンのSHEEN or GADDAFI?に続いて、『さよならを待つふたりのために』も好きと言わざるを得ません。悲しくてロマンチックで美しい名前です」とツイート。



◆09:指輪物語



J・R・R・トールキンによる長編小説である「指輪物語」は、ハリウッドで映画化もされた書籍。マスク氏は「これが決まり文句となっていることは理解していますが、指輪物語はこれまで読んできた中でも特にお気に入りの本です。ニュージーランドへ赴き、映画のセットを見て子どもたちと写真を撮影し、ツアーに参加したいです」と語り、書籍だけでなく映画のロード・オブ・ザ・リングのファンであることもうかがわせています。



◆10:Lying



サム・ハリスの「Lying」について、マスク氏は2011年に「友人のサム・ハリスの新刊である『Lying』を読んでください。優れた表紙と、嘘ではない読むべき正当な理由がたくさんそこにはあります」と言及しています。



◆11:世界を騙しつづける科学者たち



「世界を騙しつづける科学者たち」はナオミ・オレスケスとエリック・M・コンウェイによる書籍。マスク氏は「『世界を騙しつづける科学者たち』は読む価値のある書籍です。たばこの煙から地球温暖化までの問題を握りつぶそうとした科学者による反科学的活動を記した本です」とツイートしました。



なお、マスク氏がこれまで言及してきたという61冊の完全なリストは以下からチェックできます。

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