左手デバイスはゲームだけじゃない? 実はビジネスPC操作にも超便利なアイテムだった

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パソコンの周辺機器として、最近注目を集めているのが「ゲーミングデバイス」だ。
「eスポーツ」の特集番組がテレビで放送されるなど、大規模なゲーム大会は世界だけでなく日本国内でも注目を集めている。
また最近は「YouTuber」など個人がゲームのプレイ画面をネット上で簡単に配信できる環境も整ってきたため、より高度なゲームプレイ動画を配信するためにゲーミングデバイスを購入する人も増えている。

実は筆者もその一人で、コロナ禍で外出もままならぬ中、友人に誘われるがままにPCゲームにハマっている。そしてハマった結果としてゲーミングデバイスをいくつも購入し、より快適なゲームプレイ環境を整えている。

そんなゲーミングデバイスの中でも特異なものとして「左手デバイス」がある。
実はこの左手デバイス、ゲーム以外でも便利なパソコン周辺機器で、仕事の効率化にも役立つのだ。


○左手デバイスってそもそもどんなもの



「左手デバイス」と言われても、ゲームで遊んでいる人以外は、役割や便利さをイメージできる人は少ない。
「左手デバイス」の役割や便利さは、「ゲームに使うキー・ボタンを、使いやすいように並べ替えて押せるようにできる」ことだ。




例えばパソコン向けのゲームでは、キャラクターの移動に「W/A/S/D」という4つのキーを使う。
ほかにも回復アイテムを使う際にはリカバリー(Recovery)の頭文字を取って「R」を押すとすぐに回復できるとか、キーボードのあちこちに散らばったキーに割り当てられている。
こうしたキーの役割を理解するとゲーム操作は快適になるのだ。

しかしパソコンのキーボードでは、ゲーム操作に使うキーはかなり散らばっている。

移動の「W/A/S/D」はまとまった位置にあるものの、前後左右の移動を行うにも関わらず「十字キー」の並びではないため、決して使いやすいとは言えない。

それが左手デバイスであれば「片手で届く位置のキー」に、ゲーム内で使うキーをまとめることができる。
そのため、
・右手でマウス操作
・左手は左手デバイスで押しやすくしたキーでの操作
こうした操作が可能となり、パソコンでゲームをとことん遊ぶのであれば必需品ともいえる。


○左手デバイスはゲーム以外でも大活躍する
そんな左手デバイスが、なぜゲーム以外でも便利なのか?

それは「ショートカットキー」の機能を割り当てられる便利さだ。

パソコン操作をよりスムーズに行うテクニックの定番であるのが、ショートカットキー。
例えば文字のコピー・貼り付けは「Ctrl+C」「Ctrl+V」の組み合わせなどは有名だ。
ほかにも覚えておけばマウスでいちいちメニューを開いたりする必要なく各種操作が可能になる。

しかしこのショートカットキーは「だいたいどのソフトでも同じ動作」になる組み合わせもあれば、ソフト毎に2つどころではなく3つ以上のキーを組み合わせるようなショートカットキーもある。
その全てを覚えるのは、パソコン上級者でもかなり難しい。

筆者もパソコン歴は20年ほどになるが、どれだけ定期的にルーチンで行っている作業であっても、その度にショートカットキーの組み合わせを調べることがある。そのくらいに、ショートカットキーは便利なものの覚えづらいものなのだ。




しかし左手デバイスがあれば、その悩みから解放される。

左手デバイスは設定で、1つのキーに「2つ以上のキーを同時押し」を記録させることができる。
筆者がよく使うショートカットキーの1つとして、画像編集ソフトで「画像サイズ変更」に割り当てられたショートカットキーがある。
「Alt+Ctrl+I」の3つの同時押しなのだが、これも左手デバイスの1つのキーに「キー3つ分」を記憶させることで、ボタン1つで画像サイズ変更が行えるようになる。

もちろん、画像編集ソフトに限らずExcelのような表計算ソフトなどでも、ショートカットキーを多用することで操作を快適に速く行える。

ショートカットキーが2つのキーの組み合わせならまだしも、3つ以上となると「Shiftだっけ? Ctrlだっけ?」と、頻繁に使うショートカットキーでも戸惑う場面に出くわしてしまうものだ。
こうした場合でも左手デバイスにショートカットキーを登録してしまえば、以降は使いたい機能(ショートカットキー)を登録したキーを1つ押すだけで利用できるので、作業をサクサクと行うことができるのだ。

過去にもキーボードを拡張し、ショートカットキーを入力するための周辺機器は色々なメーカーから出てきているが、そのどれもが「価格が高い」「設定できるキーの数が少ない」など、使い勝手はあまりよくなかった。

しかし現在は、ゲーム向けながら「左手」と「ショートカットキー」を便利に利用できる周辺機器が充実してきている。

「ゲームにしか使えないもの」ではなく「仕事効率化ツール」としても、ゲーミングデバイスをチェックしてみてはいかがだろうか。


執筆 迎 悟