【SHINee】DVD発売決定! 10万人が号泣した夢の東京ドーム公演をレポートでおさらい
「有言実行」、彼らは成し遂げた。2011年の日本デビュー時から「目標は、東京ドーム」と公言してきたSHINee。日本進出する韓国アーティストが判で押したように、軽々しくも「目標は、東京ドーム」と言うが、実現できるアーティストはほんの一握りだ。
韓国出身の5人組ボーイズグループ・SHINee(シャイニー)が3月15日、初の東京ドーム単独公演「SHINee WORLD 2014〜I'm Your Boy〜 Special Edition in TOKYO DOME」を開催。前日の公演と合わせて2日間で10万人を熱狂させた。
昨年行った3度目の全国ツアー「SHINee WORLD 2014〜I’m Your Boy〜」では、アリーナ会場だけでなく小規模なホールでも公演を開催し、20か所30公演というハードなツアーを敢行。日本各地を地道にまわりファンを増やし20万人を動員したこのツアーで大きな助走をつけて、2日間で10万人という東京ドームへ力強く踏み切った。
リズムに乗って鮮やかなライトの中登場したSHINeeは、片手を高く上げてダンスを踊るとすぐに床に伏せる。その態勢を見たファンは、一瞬にして体温が上がる。『Everybody』だ! 大雨の中、気迫のパフォーマンスを見せた「SMTOWN」@味の素スタジアムでの『Everybody』。“SHINee伝説”のひとつに数えられるあの曲で東京ドーム公演はスタート。SHINeeのダンスもキレキレ。その迫力に圧倒される。
『Lucifer』『Burning Up!』『Sherlock』と怒涛のキラーチューンをたたみかけ、オープニングから熱狂に包まれる。「東京ドームは目標にしてきた場所」と感慨深く語るキー。「『Everybody』から泣きそうだった」というジョンヒョン。SHINeeにもファンにも笑顔がこぼれた。
「次の曲は特別な曲です」とミンホが切り出すと、「韓国でも日本でもデビュー曲の『Replay』をオリジナルVer.で。皆さんに初めて出会ったときの気持ちを感じながら歌いたい」というキーの言葉の後、『Replay-君は僕のeverything-』のイントロが流れ出す。なんとモニターには、日本デビュー当時のSHINeeと今のSHINeeがシンクロして写し出され、客席から驚きの声が上がった。思い出に浸った後の『Bounce』ではミンホとキーのダンスに続いて、なんとオンユがソロでタップを披露するという意外な展開。
楽曲によって色がカラフルに変化する“リストバンド型ペンライト”による光の演出で楽しませたブレイクタイムの後は、『1000年、ずっとそばにいて…』などのバラードナンバーでしっとり聴かせる。
『Colors of the season』では、ジョンヒョンのほほを涙が伝い、『Fire』では一緒に大合唱してくれているファンを見て、キーが涙で歌詞を詰まらせ、それを見たファンがまた涙という感動の連鎖が広がった。
中盤は、キーが『Amigo』でDJ PLAYを披露。その曲に乗って『PHILIPP PLEIN』の最新コレクションに身を包んだモデルたちが花道をランウェイ変えるという東京ドームならではのファッションとのスペシャルなコラボレーション・ステージで楽しませたが、そこから続くソロ・ステージも、想像を超えた驚きの連続。
韓国でソロ・デビューを果たしたジョンヒョンの『Deja-Boo』、テミンの『Danger』はまだ想定内だったが、オンユは徳永英明の『レイニーブルー』をカバー。しかも、テミンがピアノで伴奏するという、目にも耳にも美しいステージで感涙を誘い、ミンホはバレエダンサーと幻想的なダンスを見せたかと思えば、『ケラケラじゃんけん』を熱唱し会場を沸かせた。そしてキーは、黒のボンデージスタイルでセクシーなパフォーマンスを展開し、それぞれの個性を発揮した。
ブリッジ映像で雰囲気が変わると、ステージもカラフルでファンタジックな世界にチェンジ。ツアーでもかわいいキャラクターの着ぐるみが登場したが、Special Editionとなる東京ドームでは、ホールツアーで回った日本全国のゆるキャラたちが登場。「ぐんまちゃん(群馬県)」など8体のご当地キャラクターと一緒にキュートなステージを繰り広げた。
ハイライトとなったのは、新曲『Your Number』。初披露となるこの曲の見どころを「いつものSHINeeと違う姿」とキーがいっていたが、黒のスーツでバッチリ決めた大人っぽいSHINeeは、先ほどのかわいい世界とは180度真逆のダンディさ。このふり幅を見事に演じきれるのも彼らの魅力だ。
後半は、『Breaking News』から始まる怒涛のダンスチューン。『Downtown Baby』のコール&レスポンスは広い東京ドームの観客とSHINeeの5人をひとつにした。
アンコールもアッパーなダンス・セットで再び会場を熱くする。トロッコで会場中を周り、バックステージ、センターステージの端から端まで走り回って全身で感謝と喜びを爆発させるメンバーたち。メインステージに戻ると「まだまだ終わりじゃないです」というキーの後ろには、総勢40名のフルオーケストラが登場。「この曲は皆さんからの愛を感じながら歌いたい」(キー)、「ホワイトデーにピッタリの曲」(オンユ)という壮大なラブソング『LOVE』を丁寧に歌いあげる。
最後にファンのためにサプライズとして用意した『LOVE』だが、曲の後半で会場のファンが一斉にメッセージカードを掲げると「THANK U SHINee(2日目はWE LOVE SHINee)」とうい文字が客席に浮かび上がる。ファンからの逆サプライズを見せられたジョンヒョンとキーは大粒の涙をこぼし、テミンは驚きの表情に。
大きな「SHINeeコール」が会場からわきあがると、「このステージが、今までで一番大きなステージ。すごく感動しました。忘れられない思い出になりました」とテミンが声を詰まらせながら感謝を述べると、5人は円陣を組むように肩を抱き合い涙しながら幸せを噛みしめた。
そして、ジョンヒョンが「お願いがあります。暗くしてライトを見せてください」というと、彼らの前に5万人が作るパールアクアグリーンの海が広がり、その美しさにまた、涙を流す5人。
「4年間いろいろなことがあったけど、今日は忘れられない日に。ありがとうございます」と涙しながら語るジョンヒョン。「ついに夢がかなった。そしてまた、新しい夢ができた。ずっと皆さんと一緒にいたい。今日の出会いは忘れられない思い出です。サランハムニダ(愛しています)!」と大きな声で感謝を述べるミンホ。
キーは「すごく楽しかった」と笑顔で話し出したが、感極まってすぐに後ろを向いて号泣。ミンホに寄り添われると「本当にうれしくて、僕がここに立って歌っていいの?って思う。まだ完璧じゃなくて足りない僕らを応援してくれて、ありがとうございます。これからも、もっと頑張ります」と、しっかりと、そして力強くファンに向かって約束してくれた。
彼らの人気は本物だ。東京ドームの天井までファンがビッチリ。パールアクアグリーンに埋め尽くされた東京ドームを見ただけで、涙が出た。アルバムがリリースされるごとに進化し、深化するパフォーマンスでSHINeeにしかできない音楽世界を作り上げてきた彼ら。「嬉しいことも辛いこともたくさん経験した」という言葉通り、ここまでは平たんな道ではなかった。でも、彼らはつねに5人で困難を乗り越えてきた。
夢は叶った。しかし、SHINeeにとってここが頂点ではない。また、新たな目標に向かって進み、ファンに新鮮な驚きと感動を届けてくれるだろう。
同公演の模様を収めたライブDVD&Blu-ray『SHINee WORLD 2014〜I’m Your Boy〜 Special Edition in TOKYO DOME』は7月1日(水)にリリースされる。あの日の感動を映像でも堪能して欲しい。
