日本からは分かりにくい中国社会の実態は、流行語から読み解くことができる。今回は2020年の流行語「内巻」から分析してみたい。 「内巻」 とは意味のない苛烈な競争のことを指す。日本で言うところの「パイの奪い合い」が近く、規模の限られた市場で競合相手とシェアを奪い合う状態であることを示す言葉である。 元々は第1回の記事で紹介した、朝9時から夜9時まで週6日間労働を示す「996」とセットで使われることが多い言葉であ