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Shuffleの人気連載「Photoshop オート機能完全攻略」を1冊にまとめた本「Adobe Photoshop オート機能完全攻略 CS6/CS5/CS4対応版」が刊行された。内容は最新版のPhotoshop CS6に合わせて全面的に加筆訂正を行なっているが、Shuffle読者のために本書の一部を特別公開する。
写真・解説:竹澤宏

BridgeでPDFのコンタクトシートを出力する

Photoshopの「コンタクトシート II」は古くからの自動処理機能として多くの人が利用してきたが、CS4からは、Bridgeを使ってPDFファイルとしてコンタクトシートを作成できるようになった。そのほかAdobe Bridgeには多くの自動処理機能が備わっている。このBridgeについて解説していこう。

Adobe Bridgeは、もともと独立したアプリケーションではなく、Photoshopの機能の1つとしてあったファイルブラウザーが発展独立したものである。CS2の時に独立し、Bridge CS2となり、現在のBridge CS6へと発展してきている。別々のソフトではあるが、Photoshopを購入するともれなくついてくるという付属ソフトである。

もともとがファイルブラウザーという名前の通り「見る」ことに特化していたので、初期バージョンではプリントも出力もできなかった。その代わりブラウザーソフトとしては秀逸で、軽く軽快にハンドリングできるので、筆者は最初のバージョン(Bridge CS2)から愛用している。

Bridge CS4からはワークフローが変わり、Bridgeから直接、写真の一覧をコンタクトシートにし、PDFファイルとして出力できるようになった。


Bridgeのワークスペースコマンド

Bridge CS4は、ワークスペースをお好みでカスタマイズできる点が1つの特徴になっている。CS5、CS6も同様である。写真をセレクトする時は、フイルムストリップやライトテーブルといったワークスペースに設定して使うと思うが、これを「出力」用のワークスペースに変更しよう。

あるいは、上部のメニューにも表示があるので、そこをクリックして切り替えられる。

そうすると右側に出力用のパネルが現れる。

この出力用パネルで、「PDF」を選択しよう。そのすぐ下にある「テンプレート」のポップアップメ ニューからレイアウトを選ぶこともできるが、「ドキュメント」や「レイアウト」で、コンタクトシートのサイズ、画像の配置(行数や列数など)を決めていこう。

出力用のパネルは上下に長く、スクロールしないと下のほうまで見えないが、下の方にスクロールしていくと「オーバーレイ」が現れる。これは、ファイル名やその拡張子をコンタクトシートに表示するか、ページ番号を入れるかなどの設定だ。以下、「ヘッダ」「フッタ」「再生」「透かし」の設定が続く。タイトルを入れたい場合は、ヘッダやフッタにテキストを打ち込んでおこう。再生というのは、フルスクリーンモードで開いたり、自動的にスライドショー的にページ送りをしてくれる設定だ。最後の透かしは、コンタクトシートの上に透かし文字を入れるための設定である。

一番下に保存のボタンがある。

CS4ではスクロールしていかないと下の「保存」ボタンに辿り着かなかったのだが、CS5以降はスクロール枠外の一番下においてくれたので使いやすくなった。

PDFのコンタクトシート

ヘッダーやフッター部分にタイトルやページ数を入れ、透かしも入れてみた。

コンタクトシートをPDFファイルとして出力できるようになったことで、いくつものメリットが生まれる。今までの「コンタクトシート II」は、JPEGなどの画像ファイルとして保存していたので、最終的なコンタクトシートの枚数が10ページになるとしたら、10個のファイルが作られていた。これがPDFになると、何ページあろうと1つのファイルですむ。1ファイルだとコンタクトシートの管理・保存が楽になるし、メールに添付するのも簡単。インターネットを介してやり取りする場合のトラブルが少なくなる。PDFは誰でも閲覧できる汎用性の高いファイルなので、利便性は高い。

※この記事は「Adobe Photoshop オート機能完全攻略 CS6/CS5/CS4対応版」から抜粋しています。