人民公園では週末にお見合いが開かれていますね。聞いたことはあります。行ったことはありません。参加したくないです。あんまりいい感じがしません。自分のことを必要としてくれる人なんかいないんじゃないかと思ったり、自分のことを無理やり売り出さなきゃーみたいな感じで…。

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 サーチナ総合研究所(上海サーチナ)の中国現地モニターの中から協力者を募り、インタビューを行なっていく企画。今回は、張さん。1984年、上海生まれ。某大手外資系スーパーで働く“80後”OLだ。近年、独身女性は「剰女」と呼ばれ、中国で社会問題となっているが、彼女もまたそのひとり。アニメをこよなく愛する、オタク系の彼女が考える恋愛とは。

<恋愛したかったけれど−お見合いブーム>

――人民公園では週末にお見合いが開かれていますね。

張 ええ、聞いたことはあります。行ったことはありません。

――日曜日に行ってみたんですが、沢山の女性や男性、それからご両親が必死に電話をしていました。こういった活動に参加してみたいとは。

張 参加したくないです。あんまりいい感じがしません。自分のことを必要としてくれる人なんかいないんじゃないかと思ったり、自分のことを無理やり売り出さなきゃーみたいな感じで…。

――それは行ってみないとわからないとは思いますが。

張 私はやっぱり日常の中で自然に出会うほうがいいです。

――上海をはじめ多くのテレビ局でお見合い番組がやっていますね。こういった番組はいかがですか。

張 観たことはあります。「約束の土曜日」と「百里挑一」。でも、ああいうのはパフォーマンスだと思うんです。お見合いとかじゃなくて。男性も女性もどんどんパフォーマンス中心で、自分のことを宣伝してるだけですよ。

――ではテレビのお見合い番組には否定的だと。

張 否定的というわけでもないんですよ。ああいうのが好きな人は参加すればいいんです、ただ私が嫌いなだけで。

――ネットでもお見合いSNSが人気ですが、ご存知でしょうか。

張 知ってますよ。登録したこともあるんです。でも、その後は使わなくなってしまいました。ネットで知り合った人ってあんまりよくわからないですよね。あまり信頼できなくて。ネットの情報が正しいのかウソなのかもわからないですから。

――お見合いSNSの場合、例えばQQチャットのアドレスを交換して、それから少し交流して実際に会ってみる、ということなんでしょうか。

張 そうですね。私も一人会ったんです。「世紀佳縁」(※)というサイト、2、3年前のことです。ただ、いまはもうやってません。

――会ってみていかがでしたか。

張 何の感覚もなかったです。

――相手に誘われたんですか、それともあなたから。

張 相手のほうから会おうって、私もいいよって。それで会いました。

――一回会っただけで終わりと。

張 終わりですね。一緒に映画を見て、それからご飯を食べて。それでお別れしました。

――で、もうサイトにはアクセスしなくなったと。

張 そうですね。

※「世紀佳縁」(www.jiayuan.com)その他、百合網(www.jiayuan.com/)などがある。もちろん実名制だ。こちらは3600万人もの独身会員を擁する。

(聞き手・編集:前田直人・サーチナ総合研究所研究員)