北朝鮮では70や216など、日常生活の中に多くの同じ数字を見かける。これは偶然の一致ではなく、これらの数字は北朝鮮の国民の指導者に対するこの上ない崇敬を表している。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

 ■建物の中にある崇敬

 建物について言うと、北朝鮮の多くの建物には特殊な政治的意義があり、建物のデザインや工事に含まれる数字は指導者に対する崇拝の意を表している。

 主体思想塔は金日成(キム・イルソン)主席の70歳の誕生日を祝うために建てられ、1982年4月15日の金日成主席誕生70周年時に完成した。よく観察してみると、東西壁面部分は18段、南北壁面部分は17段で、その合計は70段になる。これは金日成主席の70歳の誕生日を意味する。また、この70段には全部で2万5550個の花崗岩が使われ、この数字は70年の日数を表す。70と2万5550には、国民の金日成主席の70歳の誕生日に対する祝福の意が込められているという。

 平壌(ピョンヤン)凱旋門は、金日成主席が北朝鮮人民を指導し、日本を打ち破ったことを記念し建てられたという。1945年10月14日、平壌へ戻ったばかりの金日成主席はここで重要演説を行った。凱旋門の高さは60メートル、幅は52.5メートルと世界最高の凱旋門で、規模、敷地面積ともにパリとローマの凱旋門を上回る。南北方向に建てられた門にはつつじの花が彫られた石が70個あり、金日成主席の70歳の誕生日の時に建設されたことを表す。

 そのほか、永生塔は金日成主席の死後に彼をしのぶために建てられた。塔には「偉大なる首領、金日成同志は永遠に私たちとともにいらっしゃる」と刻まれ、左右にそれぞれ82本のつつじが彫られ、金日成主席が一生で82の春秋を過ごしたことを表す。

 ■企業の命名にもこだわりがある

 北朝鮮の多くの企業の命名も同様だ。北朝鮮では、「7月28日工場」や「10月5日自動化総合企業」などをよく目にする。調査によると、これらの日は金日成主席や金正日総書記が工場を視察した日、または2人の指導者がその日にこの企業に対し重要な指示を出した日で、それを記念する意味が込められている。

 ■車のナンバープレートで忠誠を表す

 平壌の街では、ナンバープレートの頭3桁が「216」のベンツ(北朝鮮党・政・軍指導者と中央各部門の責任者の専用車)が見かけられるというが、2月16日は金正日総書記の誕生日で、「216」を高級指導者の専用車のナンバーにし、全党、特に高級指導者の将軍に対する尊敬と忠誠を表している。全党、特に高級指導者は無条件に将軍の導く方向に向かって前進する。(編集担当:米原裕子)



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