「1日1ミリの地滑り」今も続く 梅雨に向け専門家が警戒強化を提言 石川・白山市

3月、石川県白山市の鳥越地区で発生した大規模な地滑りについて、専門家が対応を話し合う初めての検討委員会が開かれました。現場では現在も断続的に地滑りが続いていて、専門家からは追加の排水対策や梅雨に向けた警戒の強化が必要との意見が出されました。
白山市河合町では3月、幅100メートル、長さ200メートルにわたって地滑りが発生。
現場周辺では今も避難指示が解除されず、ふもとにある高齢者施設の入居者らが戻れない状態が続いています。
こうした中、県は先月から斜面がこれ以上動かないよう地下水を排除するための水抜きボーリング工事を進めています。
本復旧や避難解除について、県「具体的な時期を示すことはできない」19日開かれた検討委員会の会合では、県から現在も1日あたり1ミリ程度の地滑りが続いていて、ピーク時には1時間あたり6ミリから7ミリの動きが観測されたことが報告されました。
県は水抜き工事を6月上旬までに完了させ、メカニズムを解明するためのボーリング調査を行いたい考えですが、委員からはまず地滑りを止めるための排水対策をさらに強化すべきといった意見や、梅雨の大雨による二次災害を防ぐため土のうの設置などの追加措置を講じる必要性も指摘されました。
石川県・由谷倫也参事(農林担当)「滑っている状態が安定せずにまだ動いている状況で、なかなか出来る調査が限られている、やはり年単位の対応が必要となってくる」
県は地盤が安定しない中で避難解除や本復旧についての具体的な時期を示すことはできないとしています。
