【デジカメ調査室】1,020万画素になった超お得デジ一眼!性能アップした小型・軽量のエントリーモデルD40Xレビュー
ニコンは、一眼レフデジカメのエントリーモデルに1,020万画素のCCDを搭載する「D40X」を投入した。実売価格は、本体のみが80,000円前後、ダブルズームキットが120,000円前後(写真はダブルズームキット)。
小型・軽量で初心者にも使いやすいD40の上位機の位置づけとなり、CCD画素数が610万画素から1,020万画素に上がった以外の基本仕様は、ほぼ共通となっている。
写真:1,020万画素のデジタル一眼レフカメラ「ニコン D40X」
ボタンの配置、被写体に応じて切り替えるモードダイヤルの設定内容も共通だ。背面には、広視野角の2.5型液晶モニタを搭載し、各種設定はすべてこの液晶モニタを見ながら行う。モードなどを表示する表示パネルは、搭載していない。
機能を絞り込んだシンプルな操作系が特徴で、設定の確認時には液晶モニタの表示が必要となるため、一眼レフカメラを使い込んだユーザーにとっては不便さを感じる場面もありそうだ。
ほこり対策として、ローパスフィルターは帯電防止設計になっているほか、CCDとの距離を充分にとり、ゴミの写り込みを軽減している。オートフォーカスは、モーター内蔵のAF-S、AF-Iレンズ装着時のみ使用可能。
液晶モニタには、モードや設定内容などがわかりやすく表示される。画面のデザインは「クラシック」「グラフィック」「壁紙」から好みで選択できる。
モードダイヤルの内容は、D40と同様。「こどもスナップ」など、家庭用途に向けて特徴的なモードが用意されている。
写真:ほこり対策として、ローパスフィルターは帯電防止設計になっている
写真:液晶モニタには、モードや設定内容などがわかりやすく表示される
写真:「こどもスナップ」など、家庭用途に向けて特徴的なモードが用意されている
D40との基本性能の違いには、以下のようなものがある。
表1.D40XとD40との基本性能の違い
写真:桜 1/250 F8 ISO100
●花壇
1020万画素の高精細で、細かい枝や小さい花まで再現される。
写真:花壇 1/320 F8 ISO100
写真:花壇 1/250 F8 ISO100
●人物
「こどもスナップ」モードでやや逆光気味で撮影しているが、内蔵フラッシュと自動調光の機能により、自然な質感で撮影できている。
写真:人物 1/125 F4.2 ISO250
●夜景
ISOを1600に固定して撮影。高感度の設定にしても、ノイズは軽減されている。
写真:夜景 1/13 F5.6 ISO1600
●小物
「クローズアップ」モードで撮影。細部まで再現性が高い。
写真:小物 1/20 F5.6 ISO400
●ビル
ダブルズームキットのAF-S DX VR ズームニッコール ED 55-200mm F4-5.6G(IF)を使用して撮影。カメラを手持ちし、約1km離れたビルを撮影しているが、VRの機能により手ぶれが軽減されている。
写真:ビル 1/1250 F5.6 ISO200
今後、D40も継続して販売されることから、同一メーカー内ならこの2台の選択で迷うところだ。D40本体の実売価格は55,000円前後。価格と画素数を天秤にかけた選択になるだろう。
スナップ写真を撮るのであれば、610万画素のD40でもまったく不都合はない。けれども、現在ではコンパクトデジカメも1,000万画素を搭載する時代となり、将来的に画素数の不足が不満になるかもしれない。予算に余裕があって、少しでも長く使いたいなら、2万5,000円の価格差を乗り越えてD40Xを選択してはいかがだろう。
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■D40X
■ニコン
編集部:池田利夫(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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小型・軽量で初心者にも使いやすいD40の上位機の位置づけとなり、CCD画素数が610万画素から1,020万画素に上がった以外の基本仕様は、ほぼ共通となっている。
写真:1,020万画素のデジタル一眼レフカメラ「ニコン D40X」
■外観・操作性はD40と共通
ボディの外観は、D40と共通だ。サイズも、約126(横)×94(縦)×64(奥)mmと、同様にコンパクト。重量は495gで、D40の475gよりも20gだけ増している。ボタンの配置、被写体に応じて切り替えるモードダイヤルの設定内容も共通だ。背面には、広視野角の2.5型液晶モニタを搭載し、各種設定はすべてこの液晶モニタを見ながら行う。モードなどを表示する表示パネルは、搭載していない。
機能を絞り込んだシンプルな操作系が特徴で、設定の確認時には液晶モニタの表示が必要となるため、一眼レフカメラを使い込んだユーザーにとっては不便さを感じる場面もありそうだ。
ほこり対策として、ローパスフィルターは帯電防止設計になっているほか、CCDとの距離を充分にとり、ゴミの写り込みを軽減している。オートフォーカスは、モーター内蔵のAF-S、AF-Iレンズ装着時のみ使用可能。
液晶モニタには、モードや設定内容などがわかりやすく表示される。画面のデザインは「クラシック」「グラフィック」「壁紙」から好みで選択できる。
モードダイヤルの内容は、D40と同様。「こどもスナップ」など、家庭用途に向けて特徴的なモードが用意されている。
写真:ほこり対策として、ローパスフィルターは帯電防止設計になっている
写真:液晶モニタには、モードや設定内容などがわかりやすく表示される
写真:「こどもスナップ」など、家庭用途に向けて特徴的なモードが用意されている
■約0.18秒の高速起動など快適な操作性
起動時間は約0.18秒と高速。1/4000秒のシャッタースピードなど高速な動作により、操作性は快適で、シャッターチャンスを逃さない。連続撮影は約3コマ/秒となり、D40の約2.5コマ/秒から向上している。D40との基本性能の違いには、以下のようなものがある。
機種名 | D40 | D40X |
画素数 | 610万 | 1020万 |
連続撮影 | 約2.5コマ/秒 | 約3コマ/秒 |
ISO | 200〜1600 | 100〜1600 |
シンクロ(フラッシュ) | 1/500秒以下 | 1/200秒以下 |
重量 | 475g | 495g |
■撮影例
●桜写真:桜 1/250 F8 ISO100
●花壇
1020万画素の高精細で、細かい枝や小さい花まで再現される。
写真:花壇 1/320 F8 ISO100
写真:花壇 1/250 F8 ISO100
●人物
「こどもスナップ」モードでやや逆光気味で撮影しているが、内蔵フラッシュと自動調光の機能により、自然な質感で撮影できている。
写真:人物 1/125 F4.2 ISO250
●夜景
ISOを1600に固定して撮影。高感度の設定にしても、ノイズは軽減されている。
写真:夜景 1/13 F5.6 ISO1600
●小物
「クローズアップ」モードで撮影。細部まで再現性が高い。
写真:小物 1/20 F5.6 ISO400
●ビル
ダブルズームキットのAF-S DX VR ズームニッコール ED 55-200mm F4-5.6G(IF)を使用して撮影。カメラを手持ちし、約1km離れたビルを撮影しているが、VRの機能により手ぶれが軽減されている。
写真:ビル 1/1250 F5.6 ISO200
■D40XとD40選択のポイントは?
本体価格は8万円前後とお手頃、小型・軽量で簡略化された操作もエントリーモデルとして最適の一台であることは、D40と同様だ。今後、D40も継続して販売されることから、同一メーカー内ならこの2台の選択で迷うところだ。D40本体の実売価格は55,000円前後。価格と画素数を天秤にかけた選択になるだろう。
スナップ写真を撮るのであれば、610万画素のD40でもまったく不都合はない。けれども、現在ではコンパクトデジカメも1,000万画素を搭載する時代となり、将来的に画素数の不足が不満になるかもしれない。予算に余裕があって、少しでも長く使いたいなら、2万5,000円の価格差を乗り越えてD40Xを選択してはいかがだろう。
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■D40X
■ニコン
編集部:池田利夫(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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