【WRC 世界ラリー選手権】第6戦 ラリー・ポルトガル(5月7日ー10日)

【実際の映像】岩に当たって“2度も”跳ねる驚異の激走

 トヨタ優位の構図を崩し、ヒョンデが今季初優勝をおさめたWRCの第6戦。同じくヒョンデの43歳ベテランがやってのけた衝撃の走りが話題を集めている。

 今季ここまで5戦の間トヨタの後塵を拝してきたヒョンデだったが、エースのヌービルがついに表彰台中央の座を射止めた。同僚のアドリアン・フルモーもいくつかのステージでベストタイムを記録しており、ヒョンデ勢もいよいよ好調の波に乗ってきた感がある。

 そんなヒョンデ第3のドライバーが、スペイン人のダニエル・ソルドだ。43歳の経験豊富なベテランは、今季ヒョンデのマシンでスポット参戦しており、ここポルトガルは7度も表彰台に立つ得意の場所でもあった。

 競技2日目デイ2のSS7では、そんなソルドが異彩を放つ。ソルドが操るヒョンデ i20 Nラリー1が同ステージのジャンプスポットへ果敢に突入すると、なんと着地した地点はコース脇の岩場だった。ここでマシンはフロントバンパーを目一杯打ち付けてしまう。

 しかし転んでもただで起きないのはソルドの経験か、それとも現在のヒョンデの勢いのおかげなのか、岩盤に思いっきりヒットしたはずのマシンは、なんとこの岩を乗り越えて再ジャンプ。2連続ジャンプを経ても、なおヒョンデ i20 Nラリー1はコースを突き進んでいった。

 この衝撃的な走行シーンはWRCの公式Xでも取り上げられ、「ソルドを止めるには岩だけじゃ足りない」と、激突しても勢いよく走り続けるソルドを称えている。また「ダニ、ナイス守備力」など、多くのリプライもつけられた。ソルドのポルトガルでの最終的な順位は8位だったが、また次も見たいと思わせる激走だった。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2026』/(C)WRC)