メンズブライダルチェックで「何」がわかる?精子や性感染症の検査内容と重要性【医師解説】

結婚を控えた男性や、将来の妊娠・健康に不安がある男性に向けておこなわれる「メンズブライダルチェック」。主に精子の検査や感染症検査を通じて、自身の生殖能力や健康状態を確認するものです。そこで今回は、メンズブライダルチェックで分かることについて、「高田Ysクリニック泌尿器科・内科」の保田先生に解説していただきました。

監修医師:
保田 賢吾(高田Ysクリニック泌尿器科・内科)

筑波大学医学群医学類医学科卒業。横浜市立大学関連基幹病院の泌尿器科勤務を経た2020年、神奈川県横浜市に「高田Ysクリニック泌尿器科・内科」開院。安心安全な満足度の高い医療をモットーとしている。日本泌尿器科学会認定専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、難病指定医、身体障害者福祉法第15条指定医。日本泌尿器内視鏡学会、日本生殖医学会、日本アンドロロジー学会、日本臨床泌尿器科医会の各会員。

編集部

精子の検査では、何がわかるのですか?

保田先生

精子の量、数、運動率などを調べることで、妊娠しやすい状態かどうかを判断します。不妊の原因の約半数は男性側にもあるとされているため、将来的に子どもを持ちたいと考えている人には重要な検査です。異常がある場合は、生活習慣の改善や薬物治療が必要になることもあります。

編集部

性感染症の検査では何を調べるのでしょうか?

保田先生

クラミジア、淋菌、梅毒、B型肝炎、C型肝炎、HIVなどの検査をおこないます。これらの性感染症は自覚症状がないまま感染していることもあるため、知らないうちにパートナーにうつしてしまうリスクや、気づかないうちに感染が広がっているリスクを避けるためにも重要です。そして、不妊の原因にもなり得ます。

編集部

それぞれが重要な検査なのですね。

保田先生

そのとおりです。ただし、医療機関にもよりますが、メンズブライダルチェックを受ける目的などに応じて、特定の検査だけを受けることも可能です。

編集部

検査の結果が悪かったら、どうすればいいのでしょうか?

保田先生

精子の状態に問題があった場合、まずはその原因を調べる検査をおこない、その結果によって生活習慣の見直しや内服薬やサプリメントなどを処方することがあります。また、性感染症が見つかった場合は、適切な治療を受けることで改善が期待できます。性感染症検査の一部は自治体の保健所などでも受けられることがあります。しかし、スムーズに治療に進めるという点では、医療機関で検査した方がいいと考えます。

※この記事はメディカルドックにて<性病にかかっている、精子が少ない…結婚・妊活を考えたときに「男性が受けるべき検査」を医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。