普通車と軽自動車では“お得な購入タイミング”が違うって本当!? 新生活に向けて「マイカー」を検討中ですが、結局「維持費」はどちらが安いの? 損しないための「自動車税」の仕組みも徹底解説

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新生活に合わせて、車の購入を検討している人もいるのではないでしょうか。購入する車を検討する際、普通車と軽自動車ではかかる初期費用や維持費が変わってくるため、税金の負担や保険料の差なども確認しておくとよいでしょう。   本記事では、自動車の購入時や保有時に発生する税金や自動車税の仕組み、軽・普通車それぞれおすすめの購入タイミングなどもあわせて解説します。

覚えておきたい自動車にかかる主な税金

自動車に関する主な税金は、購入時や保有時に発生するものとして、以下のようなものがあります。
・自動車税または軽自動車税
その年の4月1日時点で、車の所有者が総排気量(普通車)や車種(軽自動車)に応じて納める税金です。
・自動車重量税
車の重さに応じて課税されます。車両が重くなるほど、また新規登録から年数が経過するほど、税額も大きくなるのが特徴です。環境性能の高い自動車には、エコカー減税が適用されます。この措置は令和5年4月末から延長されているものの、財務省が公開する「令和8年度税制改正の大綱の概要」では、適用期限の2年延長が記載されています。
・消費税
車両本体やオプション品などの購入時は、令和8年4月現在で10パーセントの消費税が課税されます。

軽自動車は4月2日以降、普通車なら月初めの購入がお得

国に代わって軽自動車関連の事務を扱う軽自動車検査協会のホームページでは、軽自動車税(種別割)について、以下のように説明しています。
「毎年4月1日の時点で、軽自動車の所有者等(納税義務者)へ、『使用の本拠の位置』となっている市区町村から課税されます。」
このように軽自動車税は年税であり、仮に4月2日以降に軽自動車を新規で購入すると、4月1日以前に購入する場合と比べて1年分の税負担を節減可能です。
一方、自動車税に関しては月割りの考え方が適用されており、購入した月の翌月から課税対象となります。そのため、普通車は月初めに購入することで、同じ税額でも少しだけ長く乗れる、と考えることもできるでしょう。しかし、軽自動車の約1年分の節税と比べると、お得感は薄いかもしれません。

結局、保険料などを含む「維持費」はどちらが安いの?

ソニー損害保険株式会社が令和7年に実施した「全国カーライフ実態調査」では、車の維持費に関するデータが掲載されています。これによると、1ヶ月あたりにかかる自動車の維持費(税金、ローン返済、有料道路通行料は除く)は平均で1万4100円でした。
ボディタイプ別で見ると、最も安いのは軽自動車の平均1万200円で、最も高いSUV・クロカンの平均1万8500円と比べると、6割以下に抑えられています。こうしたデータはあくまで目安ですが、掲題のように維持費や保険料の安さを重視するのであれば、軽自動車の購入も選択肢のひとつに入るでしょう。

まとめ

車の購入時や保有時には、車両の購入費用以外に自動車税や軽自動車税・自動車重量税・消費税などがかかります。税金は制度改正によって扱いが変わることもあるため、新規で車の購入を検討している場合は、税金に関する制度の動向も確認しておくとよいでしょう。
少しでもお得に乗りたい場合、軽自動車であれば4月2日以降、普通車は月初めの購入がおすすめといえます。車は大きな買い物であるため、税負担などをシミュレーションし、納得の行く形で購入を進めることが大切です。
 

出典

財務省 税制改正の概要 令和8年度税制改正の大綱の概要(3ページ)
ソニー損害保険株式会社 ソニー損保「2025年 全国カーライフ実態調査」
軽自動車検査協会Webサイト 軽自動車の税金等
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー