『風、薫る』(c)NHK

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見上愛さんと上坂樹里さん主演の連続テレビ小説『風、薫る』(NHK総合/毎週月曜〜土曜8時ほか)。連休中で見逃した人へ向けて、第6週「天泣の教室」のあらすじを振り返ります。

【写真】多江を看護するバーンズ

連続テレビ小説114作目となる『風、薫る』は、明治期に看護師という職業の確立に貢献した大関和さんと鈴木雅さんをモチーフにしたバディドラマ。見上さん演じる一ノ瀬りんと、上坂さん演じる大家直美の2人が、患者や医師との向き合い方に悩み、ぶつかり合いながら成長し、やがて“最強のバディ”になっていく物語。

りんの父・信右衛門を北村一輝さん、りんの母・美津を水野美紀さん、りんの妹・安を早坂美海さん。直美を見守ってきた牧師・吉江善作を原田泰造さん。“鹿鳴館の華”と呼ばれた貴婦人、大山捨松を多部未華子さんが演じます。

以下、第26回〜30回のネタバレを含みます。

<26回あらすじ>


(『風、薫る』/(c)NHK)

看護指導の教師、バーンズ(エマ・ハワードさん)がスコットランドからやってきた。

直美(上坂樹里さん)と多江(生田絵梨花さん)が通訳をしながらすぐに授業が始まるが、内容は想定外のことばかり。

バーンズは教員宿舎の自身の部屋に連れて行き、「ここが教室です」と言う。そして、宿舎全部のベッドシーツを毎日交換し、校内を清掃、換気をするように命じる。

バーンズから「This is not nursing!(これは看護ではありません)」と言われ、何度もやり直しをさせられる生徒たち。

りん(見上愛さん)は「何が看護なんでしょう」と質問をしてみるが、バーンズは「自分で考えなさい」と言うだけだった。

直美は「天の使いじゃなくてやっぱり、天狗だね」とつぶやく。

バーンズは「直美!」と呼び、シーツ交換をするように命じる。うまくできず、やり直しさせられる直美。

目的が分からないままに、シーツ交換や清掃を続けたりんたち。ようやくバーンズから合格がもらえるようになった。

ある日、教室にやってきたバーンズは「みなさん、だいぶ清潔を保てるようになりました。ですが、みなさん自身が不潔です。髪型を変えてもらいます」と告げる。

日本髪は油で固めていて、髪を洗うのは月に1回程度だったのだ。

<27回あらすじ>

バーンズから、髪型を洋髪に変えさせられた生徒たち。

さらにバーンズは、生徒たちにエプロンを作るように命じる。


(『風、薫る』/(c)NHK)

多江(生田絵梨花さん)がバーンズ(エマ・ハワードさん)に「なぜ、シーツ替えや掃除ばかり?人を救う看護を学びたいんです」と不満をぶつけるが、バーンズは「やらせていることはすべて看護だ」と動じない。

そして休日。りん(見上愛さん)は直美(上坂樹里さん)、トメ(原嶋凛さん)を誘って町に出かけると、不思議な音が聞こえてくる。

瑞穂屋の前で、美津(水野美紀さん)が箏を演奏していた。外国人から拍手を浴びる美津。

美津と直美は、お互いの存在に気づく。かつて、美津と安が上京してスリの被害に遭ったときに助けてくれたのが直美だったのだ。

家に戻ろうとするりん。直美は美津の誘いでりんの家へ。トメは美津の誘いを断り、東京見物に行く。

直美は、美津から、りんが1人でコレラになった父を看病して見送ったことを聞く。

寮に戻ったりんと直美。日本髪に戻した多江に会い――。

<28回あらすじ>

教師の松井(玄理さん)から、日本髪に戻したことを責められる多江。


(『風、薫る』/(c)NHK)

直美は「女が髪型変えるといろいろ言われますから」とかばい、りんは「水で髪洗うと冷えるから」とお湯をわかしに行く。

コレラの感染者を看護する模擬授業が行われる。患者役と看護婦役に別れる生徒たち。

りん(見上愛さん)はコレラに感染して亡くなった父のことを思い出す。患者役のトメ(原嶋凛さん)がせき込むと、顔を近づけ、「大事?」と言うりん。

それを見たバーンズ(エマ・ハワードさん)は、「不必要に顔を近づけない。感染の危険が高まります。りんさん、家族をコロリで亡くしていますね」と指摘する。

「コロリで父を4年前に」と答えるりん。「一人きりで死なせてしまいました」と打ち明ける。

「患者は家族ではありません。あなたは看護婦になるんですよ、恥ずかしい」と厳しい言葉を投げつけるバーンズ。

「目の前に苦しんでいる人がいたら見捨てることはできない」と言い返すりん。

「あなたは今、大勢の人を見捨てたのと同じです」とバーンズ。

りんは「教えてください。私、看護婦を見たことがないんです」と看護とは何か教えてほしいと訴えるが、バーンズは自分で考えるよう言うだけだった。

授業の後、直美(上坂樹里さん)は、りんに語りかける。「自分の親、看病するみたいに看護していたら、りんさんきっとすぐに死んじゃうよ」

りんは「もう二度とあんな思い…」と返す。直美は「じゃあ、環ちゃんにもそう看病してほしい?将来」と問う。

看護について改めて考えたりんは、翌日の模擬看護の授業に臨む。

バーンズから合格をもらったりん。「何を考えて看護したか」と問われる。

りんは「訓練を受けた看護婦として、まず私自身が感染させないように努めました。私を大事に思う人のために」と答える。

バーンズは「先日あなたが見捨てたのはこの先あなたが看護するはずの大勢の患者です。あなたが病に倒れてしまえば、その患者はあなたの看護を受けられません。あなたが看護婦になれば、家族を失い、あなたと同じ思いをする人を減らすことができます」と伝えるのだった。

<29回あらすじ>

ある日曜日。環(英茉さん)へのお土産を探していたりん(見上愛さん)は偶然シマケン(佐野晶哉さん)と出会い、シマケンの今の仕事と夢を知ることに。

シマケンは、新聞社で活字工をしているが、実は小説家志望だったのだ。


(『風、薫る』/(c)NHK)

一方、実家に帰った多江(生田絵梨花さん)は、診察を終えた患者にあいさつをする。

多江は、医者の父・仙太郎(吉岡睦雄さん)から多江の見合いの日取りが決まったと伝えられる。

多江は、「さっきの患者さん、手足にしびれが…」と脚気の可能性を指摘する。しかし、仙太郎は「お前が心配することじゃない」と相手にしない。

そんなある日、多江が「嫁入りをする」とりんと直美に話す。

仙太郎との会話を思い出す多江。

多江が「医者になりたい」と本音をぶつけるも、「お前には無理だ。子どもはどうするんだ。お前が産んだ子にこの家を継いでもらわないと」と否定されていたのだ。

そして、食事の時間。多江は養成所を辞めると言い出す。みんなが驚くなか、多江は「あの本を読めば看護がわかると思ったの…」と言いながら、そのまま倒れてしまい――。

<30回あらすじ>

高熱で倒れ、声が出ない多江(生田絵梨花さん)は、バーンズの部屋で療養することに。のどが痛くて声が出ない多江は、うまく要望を伝えられないでいた。

心配したりん(見上愛さん)や直美(上坂樹里さん)たちが看護のために次々と部屋に押しかけるが、なかなかうまくいかない。

回復した多江は、「のどが渇いた」「シーツのしわで背中がもぞもぞした」と伝える。

そこにバーンズがやってきて、多江に水を飲ませた。

バーンズ(エマ・ハワードさん)は、皆に課題を思い出すよう命じる。

学生みんなで翻訳したナイチンゲールの著書を読み返す生徒たち。看護の基本を思い出す。「あんなに頑張って訳したのに全然実践できていなかったですね」と反省するりん。

そんな中、多江の父・仙太郎(吉岡睦雄さん)が学校にやってくる。

「実は今日、娘は見合いの予定がありまして。退学させていただくことになるかと。看護の勉強は嫁入りの修行になればと許した」説明。多江は「患者の気持ちを考えてください。療養中の患者の横でそんなはなしはやめてください」と言い返し、「私、看護婦になります」と宣言する。

仙太郎は「看護婦になってもたいしたことはできないぞ」と否定する。しかし、多江は「診断・治療は医者の仕事。でも、病に苦しむ患者を近くで観察して、シーツを変え、窓を開けて換気をして、回復する環境を整えて、水を飲ませ、時に手を握って、そばにいることは医者なんかにやらせてあげられない仕事です」と訴える。

親子のやり取りをみていた生徒たちが部屋に入ってくる。

「看護婦として働くのを認めてくれない人とは結婚しません」と多江。

多江に水を渡すりん。多江は「ありがとう。急にたくさん喋ったらのどが」とお礼を言う。

「よく見ているな」とつぶやく仙太郎。直美は「私たち、さっき多江さんに叱られたんです。観察できていないって」と伝える。

仙太郎は、「酒屋の三好屋、多江の言うとおり、脚気だった」と告げ、「同僚をしかりつけるようなキツイ看護婦はどこの病院も雇ってくれなさそうだな。まあ、その時はうちで働きなさい」と言って去っていく。

そして半年後−−。

バーンズから生徒たちに看護服が渡される。病院での看護実習が始まるのだ。