徳島、休養発表のゲルト・エンゲルス監督との契約を解除「おそらく私にとって最後となる監督としての仕事」

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 徳島ヴォルティスは8日、ゲルト・エンゲルス監督の解任を発表。後任として、大谷武文AD(アカデミーダイレクター)が就任することを併せて伝えている。

 ゲルト・エンゲルス氏は1957年4月26日生まれの現在69歳。横浜フリューゲルス最後の指揮官は、Jクラブを率いて天皇杯を2度制覇したほか、アセノ・スポーツクラブ(現:水戸ホーリーホック)や滝川第二高校、INAC神戸レオネッサなどでも活躍し、日本サッカー界の発展に大きく寄与。2025年には、徳島ヴォルティスのヘッドコーチに就任すると、今シーズンよりトップチームを指揮することに。しかし今月5日、明治安田J2・J3百年構想リーグWEST-Aで2位につけているものの、直近3試合未勝利の状況下で、休養が発表されていた。

 徳島ヴォルティスとの契約解除に際して、ゲルト・エンゲルス氏はクラブ公式サイトにてコメントを残している。

「いつも多くのご声援をいただきありがとうございます。多くの方々が心配してくださっているので、まず最初に、私は元気で健康状態も良好であることをお伝えしたいと思います」

「監督を解任になるということは、いつでも本当にとても辛いものです。しかし、プロサッカーの世界では、解任されることもまた仕事の一部です。おそらく私にとって最後となる監督としての仕事で、徳島ヴォルティスでタイトルを獲得して締めくくることが私の夢でしたが、残念ながら、それを実現することはできませんでした。クラブ、ファン・サポーター、スポンサーをはじめクラブに関わる皆さま、そしてチームには申し訳なく思っています。そして同時に、クラブに関わる皆さまに感謝をしています。特に一緒に仕事をしたメディカルスタッフ、マネージャー、コーチングスタッフ、何よりも選手たち、素晴らしい時間を本当にありがとうございました。徳島ヴォルティスの今後のご健勝とさらなる成功を心より願っています。 ゲルト エンゲルス」

 大谷氏は1978年9月8日生まれの現在47歳。クロアチアやメキシコなどプレーした経歴を持つ同氏は、セレッソ大阪の育成年代で指導者として研鑽を積み、高知ユナイテッドSCの監督なども経て、2021年に徳島ヴォルティスのADに就任した。そして、ゲルト・エンゲルス監督の後任として、同リーグ終了までトップチームの監督を務めるとのことだ。

 今回の発表に際して、大谷氏はクラブ公式サイトにてコメントを残している。

「このたび、徳島ヴォルティスの監督に就任いたしました大谷武文です。2021年よりクラブのアカデミーダイレクターとして選手育成に携わり、このクラブの理念や歴史、そして地域の皆さまの想いに触れてきました。現在、チームは厳しい状況にありますが、このクラブには必ず立ち上がる力があると信じています。その力を最大限に引き出し、少しでも良い方向へ導いていくことができるように、強い覚悟を持ってこの使命に挑みます」

「これまでの歴史で築き上げられてきたクラブの価値、そして徳島らしさを大切にしながら、選手・スタッフとともに日々全力で戦ってまいります。ファン・サポーターの皆さま、スポンサーの皆さま、そしてクラブに関わるすべての方々と一体となり、この困難を乗り越えていきたいと思います。徳島ヴォルティスファミリーの皆さま、引き続き熱く力強いご声援をよろしくお願いいたします」

 また黒部光昭FD(フットボールダイレクター)も、クラブ公式サイトにてコメントを残している。

「日頃より徳島ヴォルティスをご支援いただいている皆さま、応援いただいているファン・サポーターの皆さまには、ご心配をお掛けしておりますことをお詫びいたします。このたびゲルトエンゲルス監督の契約解除と、大谷武文アカデミーダイレクターのトップチーム監督就任を決定させていただきました」