Photo: 佐々倉男子

普段、走る習慣はまったくありません。トレイルランとも無縁です。でも、なぜか毎日履いているトレランシューズがあります。それがNNormal(ノーマル)「Tomir 2.0」(税込33,000円)。

「NNormal」は世界トップクラスのトレイルランナー、キリアン・ジョルネが立ち上げたブランド。スペインのシューズブランドCamperと共同で作られたブランドで、まだ日本ではそこまで知られていない存在です。

とにかく歩きやすく、疲れにくい

Photo: 佐々倉男子

もともとトレイルを走るために作られているだけあって、グリップや安定感はしっかりしています。段差やちょっとした悪路でも不安がないし、長時間歩いても疲れにくい。アウトソールにはVibramの「MEGAGRIP」が使われていて、濡れた路面でもしっかり踏ん張れるのも納得です。歩いているだけでも「あ、ちゃんとした道具だな」と感じる安心感があります。

Photo: 佐々倉男子
アッパーもかなりタフで、モノフィラメントポリエステルとTPEの混合素材

ミッドソールはクッション性と反発のバランスがよく、柔らかすぎず硬すぎず。長時間の移動でも足への負担が出にくい印象です。トレイルランやロングディスタンスを想定した設計なので、そもそも“長く動き続ける前提”で作られているのがよく分かります。

「走るための靴」ではあるんですが、実際には日常の移動にフィットする。気づけば、こればかり履くようになっていました。

スポーティーも、キレイめの服にも

Photo: 佐々倉男子

いわゆる高機能シューズですが、変に主張しすぎないデザインなのも高ポイント。性能はしっかりあるのに、日常の中で浮かない。このバランスがちょうどいい。

スポーティーな服装にはもちろん合いますし、タックの入ったパンツのような少しキレイめなスタイルにも違和感なくハマります。

ブランドとしてのNNormalも面白くて、「長く使える、本当に必要な道具だけを作る」という思想を掲げています。環境や生産背景にも配慮していて、そのスタンスはパタゴニアに近い印象がある。

サロモンがアウトドアからファッションに広がっていったように、この手の“機能系シューズ”が日常に入り込んでくる流れはすでにある。NNormalも今のうちに知っておくと、ちょっと先回りできるブランドです。