宇治新茶、季節到来「夏も近づく、八十八夜」味、香り良し!一方、中東情勢が影落とす...なぜ?
八十八夜の5月2日、日本茶の名産地・京都府宇治市で新茶の季節を告げる「茶摘みの集い」が開かれた。

立春から数えて88日目に新茶の収穫が最盛期を迎えることにちなみ、京都府茶業会議所が開く恒例行事。


近年の抹茶ブームも相まって、例年500人規模の参加者でにぎわう。今年の八十八夜は土曜日ということもあり、定員を大幅に増やして“888人(約900人)”としたが、希望者は2500人を超えたという。


今年(2026年)は年明けから雨量不足が心配されたが、1〜3月の平均気温が高く、一番茶の萌芽が平年より1日早い4月3日だった。
さらに4月の降水量が多かったため新芽の生育は順調で、味や香りが良いという。


農林水産省や財務省によると、昨年(2025年)、抹茶を含む緑茶の輸出量が約1万2600トンを記録し、1954(昭和29)年以来71年ぶりに年間1万トンを超えた。
また、輸出額は約720億円と、過去最高だった前年(2024年)の364億円から倍増した。


こうしたことから京都府茶業会議所は、「抹茶だけではなく、緑茶の魅力を発信し、日本茶のブランディング強化に力を注ぎたい」と意気込んでいる。




一方、中東情勢の悪化による燃料高騰が茶業界に影を落としている。
茶葉の加工のうち、“蒸し・揉み・乾燥”の各工程に重油は欠かせない。さらに商品を包装する材料に石油由来の「ナフサ」を使用しており、これらの不足が大きな痛手となっている。


