「夏も近づく八十八夜...」この日、京都の日中の最高気温は24度まで上昇、“夏日”の一歩手前に〈2026年5月2日 10時01分撮影 京都府宇治市〉

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 八十八夜の5月2日、日本茶の名産地・京都府宇治市で新茶の季節を告げる「茶摘みの集い」が開かれた。

「あれに見えるは、茶摘みじゃないか」夏も近づき...“茜(あかね)だすき”で宇治新茶摘み〈2026年5月2日 9時58分撮影 京都府宇治市〉

 立春から数えて88日目に新茶の収穫が最盛期を迎えることにちなみ、京都府茶業会議所が開く恒例行事。

今年(2026年)は茶の生育が良く、昨年よりも茶の背丈が高くなった

 近年の抹茶ブームも相まって、例年500人規模の参加者でにぎわう。今年の八十八夜は土曜日ということもあり、定員を大幅に増やして“888人(約900人)”としたが、希望者は2500人を超えたという。

西脇隆俊・京都府知事や松村淳子・宇治市長らも宇治茶で乾杯〈2026年5月2日 9時27分撮影 京都府宇治市〉

 今年(2026年)は年明けから雨量不足が心配されたが、1〜3月の平均気温が高く、一番茶の萌芽が平年より1日早い4月3日だった。
 さらに4月の降水量が多かったため新芽の生育は順調で、味や香りが良いという。

「夏も近づく八十八夜...」この日、京都の日中の最高気温は24度まで上昇、“夏日”の一歩手前に〈2026年5月2日 10時01分撮影 京都府宇治市〉

 農林水産省や財務省によると、昨年(2025年)、抹茶を含む緑茶の輸出量が約1万2600トンを記録し、1954(昭和29)年以来71年ぶりに年間1万トンを超えた。
 また、輸出額は約720億円と、過去最高だった前年(2024年)の364億円から倍増した。

 こうしたことから京都府茶業会議所は、「抹茶だけではなく、緑茶の魅力を発信し、日本茶のブランディング強化に力を注ぎたい」と意気込んでいる。

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 一方、中東情勢の悪化による燃料高騰が茶業界に影を落としている。
 茶葉の加工のうち、“蒸し・揉み・乾燥”の各工程に重油は欠かせない。さらに商品を包装する材料に石油由来の「ナフサ」を使用しており、これらの不足が大きな痛手となっている。

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