社民・福島みずほ党首が再び記者らとデッドヒート、コントさながらの会見は“内輪もめ”で存続の危機
社民党の福島みずほ党首が8日、定例会見を開催。党首選を終えた6日の会見で混乱を招いたことについて、「党首選挙実施本部の仕切りで行われていた。記者会見をどうするのか、党首選挙実施本部が全て仕切っている」と釈明し、「(落選した)大椿裕子さんやラサール石井さんに対して、現場での私の配慮が足りなかった点がありました。そのことについておわびをいたします」と頭を下げたが、再び記者らとデッドヒートを繰り広げた。
6日の会見においては、再選で敗退した大椿裕子元参院議員とラサール石井参院議員が同席。だが、記者からの質問に対しての発言を許さず、これに不満を爆発させた大椿元議員が途中で退席し、ラサール議員も福島党首との握手を辞退するという異様な雰囲気を醸し出していた。
福島党首は、「ラサール石井さん、大椿裕子さんに投票した皆さん、その気持ち、それから党がもっと変わってほしいと、党を改革してほしい、刷新してほしいというたくさんの声もしっかり受け止めて、党員・協力党員の皆さんの思いをしっかり受け止めて、社民党作りを進めてまいります」と前を見据え、議論は別のテーマに移った。
記者が6日会見について質問
だが、女性記者が再び6日の会見を蒸し返し、「あの場で大椿さんに発言させなかったことをご自身がおわびするのは『発言させてもよかった』ということですか?」と質問。
福島党首は「というか、そこで取るべきは、私は、どういうふうに党首選をやるのか、どういうふうに記者会見をやるのかも、全部実施本部が決めていることなんです。ですから、党首といえども、実施本部の頭越しに何かをやることはできませんので、あの場で実施本部とちゃんと相談をするとか、議論すればよかったと思っております」と回答した。
ところが、女性記者は「あの場で、ご自身が、司会者に『じゃあ大椿さんとラサールさんに一言』、とやらなかったこと自体は問題ないという認識なんですか?」と食い下がらず、これに福島党首も「いや、そうではなくて、(6日の)司会者だけが実施本部でもないんです。実施本部は合議体ですので。ですからちゃんとあの場にいますから、それは実施本部に相談してやればよかったと思っております」とたじたじになった。
すると女性記者は、「ならあの場で皆さんに(一言発言できるよう)回答を仰いでもよかった。結局こんな大騒ぎになっていて、やっぱりみずほさん、ちょっと逃げてると思うんですね、私は、今の説明含めて」と追い詰め、福島党首は「私の一存で何かを決めることはできないので、あの場でやっぱり実施本部に聞いて、『やはり発言させたらどうか』とかいう議論をちゃんとすればよかったと思っております。だから、その点についておわびをいたします」と再度、わびを入れ逃げ道を作った。
この後も女性記者の追及は続き、会見はさらにカオスな事態に陥った。これに、司会者が一人の質疑が長くなっていることで仲裁に入ったが、今度は「(会見当日)机を設置したのは僕です」と発言する実施本部の事務局員も参戦。事務局員は福島党首の横まで歩み出て、身振り手振りで“答弁”をスタートさせ、福島党首を困惑させた。
結局、ここでも司会者がカットイン。別の記者に質問を促し、魔の定例会見は幕を閉じた。
“内輪もめ”でコントさながらの会見に臨んだ福島党首。おそらく、社民党内で話し合いが欠如しており、排除の理論が根付いていることが問題である。選挙戦後の統一感が欠け、党の存続も危ぶまれる中での立て直しはいばらの道となるだろう。
