スポニチ

写真拡大

 ◇セ・リーグ 巨人2―1広島(2026年4月8日 マツダ)

 巨人の泉口友汰内野手(26)がワンスイングで劣勢のチームを救った。

 0―1で迎えた9回、無死二塁のチャンス。前日のカード初戦で7年ぶりセーブを挙げたばかりの相手3番手右腕・中崎が投じた初球、内角への143キロ直球を捉えると、打球が右翼ポール際に吸い込まれる。

 同じく中崎の初球を二塁打していたキャベッジを走者に置いての逆転3号2ラン。7回3安打1失点(自責0)と好投するも打線の援護に恵まれず降板していた田中将大投手(37)の黒星をキャベッジとわずか2球で消し、チームに勝利を届けた。

 チームにとって鬼門の敵地マツダでヒーローインタビューに臨んだ泉口は「チャンスだったんで積極的に振っていこうと思って打席に入りました」と冷静に第一声。「切れるかなと思ったんですけど、なんとか残ってくれて…はい。良かったなと思います」と安どの息をついた。

 それでも「9回(裏)に情けないエラーしてしまったんで、勝ってかぶとの緒を締めたいと思います」と浮かれるところはない。

 「マーさんが完璧なピッチングをされてたんで。絶対負けを付けるわけにはいかないと思って、野手が頑張ろうと思って…最後までやりました」とかみ締めるように笑顔なく口にした。

 昨季6本塁打の泉口が今季は開幕11試合で早くもチーム単独トップの3本目。これがプロ通算10号で、猛打賞は今季2度目だ。

 それでも「僕はホームランバッターではないので。結果的にそうなってるだけで。意識せずに、しっかり後ろ、ボビー(ダルベック)も…いいバッターいるんで、後ろにつなぐ意識でこれからもやっていきたいなと思ってます」と表情一つ変えずに言い切る頼もしき3番打者だった。