トヨタが米国製『タンドラ』と『ハイランダー』を日本で発売 新制度を活用して導入
米国生産の2車種の販売を開始
トヨタは、米国生産のフルサイズ・ピックアップトラック『トヨタ・タンドラ』と、3列シートのハイブリッドSUV『トヨタ・ハイランダー』を日本に導入した。2026年4月2日よりトヨタモビリティ東京にて販売を開始し、今夏以降に全国での展開を予定している。
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今回の日本導入は、日米交渉を経て2月16日に施行された、米国の安全性基準に適合する車両を国内での追加試験なしで販売できる新制度を活用したもので、『タンドラ』と『ハイランダー』が国土交通大臣の認定を取得したことから(認定車は車両後方に”★”マークのステッカーを貼付け、『大臣認定書』が付属する)、日本国内での販売を開始した。

日本に導入される米国産『トヨタ・タンドラ』。 トヨタ
あわせて導入が検討されている『カムリ』についても準備が整い次第、販売を開始する予定である。
今回、日本導入される米国産モデルは、『タンドラ』が米国仕様の左ハンドル、『ハイランダー』はニュージーランド仕様の右ハンドル車で、発煙筒の搭載や灯火類、メーター表示、スマートキーなど、最低限の法規対応以外は基本的に海外市場向けの仕様となっている。
そのため、マルチインフォメーションディスプレイやヘッドアップディスプレイのナビ連携機能や日本語表示、ラジオ、ソフトウェア更新サービスその他のマルチメディア機能、トヨタセーフティセンスのロードサインアシスト、コネクティッドサービスなどは正常に作動しないという。なお、『アップル・カープレイ』、『アンドロイド・オート』は利用可能で、スマートフォンでナビを使用する際は、日本語表示となる。
また、一部のADAS機能や車外騒音、排出ガス性能、フォグランプなども、元の仕向地の基準に則った仕様であり、日本基準の車両とは性能差があるという。
さらに、車体の塗装品質も海外市場向けの仕上がりであり、多少の塗装の濃淡や色合いの差、磨き跡、塗装面の凹みや膨らみなどがみられる場合があり、一般的な日本車や正規輸入車というよりも、並行輸入車を購入するに近しい、多少の不都合を許容する心構えが必要となるだろう。
1200万円、全幅2m越えのピックアップ、タンドラ
トヨタのテキサス工場で生産される、フルサイズのピックアップトラック『タンドラ』は、パワートレインに3.4L V6ツインターボエンジンと10速ATを組み合わせる。
シャシーは、最新の『TNGA-Fラダーフレーム』を採用し、優れた耐久性と悪路走破性に加え、高い剛性による優れた静粛性と操縦安定性を実現している。

日本に導入される米国産『トヨタ・タンドラ』。 トヨタ
全長5930mm、全幅2030mm、全高1980mmの圧倒的なスケールのエクステリアは、ワイド&ローの力強いスタイリング。立体的で大型化したフロントグリルがダイナミックで存在感あるフロントフェイスを形成している。
荷台にはアルミ×高剛性素材(SMC)を採用し、軽量・高耐久を誇り、自動開閉式のパワーテールゲートも備える。
室内には14インチの大型タッチスクリーンや12.3インチTFTカラーメーター、本革シートを備え、トラックの枠を超えた上質な空間が特徴となっている。
日本へ導入されるグレードは『1794リミテッド』で、価格は1200万円で、月間80台の販売を予定している。
860万円、3列シートSUVハイランダー
日本でも2007年まで初代モデルが『クルーガー』のモデル名で販売されていた『ハイランダー』は、米国で累計360万台以上の販売実績を持つ、3列シートのミッドサイズSUVで、インディアナ工場で生産される。
今回、日本へ導入される第4世代モデルは、2.5L直列4気筒エンジンを用いたハイブリッドシステムを搭載し、全車に電動四輪駆動システム『E-Four』の採用により、様々な路面状況での安定した走行性能を確保した。

日本に導入される米国産『トヨタ・ハイランダー』。 トヨタ
ボディサイズは全長4950mm、全幅1930mm、全高1730mmとランドクルーザー250や300に近いサイズ感となる。
室内は3列7人乗りながら余裕のある空間を持ち、3列目シートを格納すれば約870Lの大容量ラゲッジスペースも確保できる。
日本へは『リミテッドZRハイブリッド』グレードのみが導入され、価格は860万円、月間40台の販売を予定している。
