江西省豊城市にある江西贛鋒鋰業豊城工場内の新エネルギー搬送設備。(豊城=新華社記者/程迪)

 【新華社南昌3月31日】「アジアのリチウム王」と呼ばれる中国江西省の江西贛鋒鋰業(ガンフォンリチウム)が、廃棄電池の回収事業を強化している。中国では車載電池の廃棄ピークが近づいており、リチウムイオン電池のリサイクル市場は2030年に1千億元(1元=約23円)規模に拡大すると見込まれている。

 江西贛鋒鋰業は、廃棄電池を「都市鉱山」と位置付け、子会社の江西贛鋒循環科技を中核に、回収と再資源化を通じて新たな収益源の確立を図っている。循環経済を成長の柱の一つに据える。

江西省新余市にある江西贛鋒鋰業馬洪工場の屋上に設置された太陽光発電設備。(新余=新華社記者/程迪)

 同社によると、年間20万トンの廃棄電池や金属スクラップを処理できる体制を整備しており、リチウムの総合回収率は90%以上、ニッケルやコバルトなどの金属の回収率も95%以上の高水準を維持している。回収効率は業界トップクラスという。(記者/程迪)