力士転身・新選組入隊も 熊本藩から逃亡の庶民の暮らしで新史実
幕末に熊本藩から逃亡した庶民がその後、どのような暮らしだったのか、新しい史実が分かりました。中には、力士になったり、新選組へ入隊したりした人もいたということです。
研究結果を発表したのは熊本大学永青文庫研究センターの今村直樹准教授です。今村准教授は2023年度から細川家文書の中にある犯罪を犯し捕らえられた庶民の供述調書「口書」を研究してきました。特に幕末期の5年間に熊本藩から逃亡して捕らえられた事件60件のうち、江戸や京都などの領外で起きた25件を分析しました。
逃亡者の中には京都で藩邸の門限に遅刻して逃亡し、力士に弟子入りした人や、江戸で酒のトラブルを起こし移送途中で逃亡後、京都で新選組に入隊した人などもいます。
■熊本大学 永青文庫研究センター・今村直樹准教授
「幕末の政治変動は/積極的に国事に関わろうとした人々だけではなくて、それとは異なる庶民の政のあり方にも非常に大きな影響を与えていた。江戸時代の庶民資料として非常に貴重な存在である」
研究の論文は熊大のホームページに掲載されています。
