【東京女子プロレス】3・29両国メインに立つ渡辺未詩「東京女子大好きだなって思ってもらえるように」
東京女子プロレスは29日に2年ぶり3度目となる両国国技館大会「GRAND PRINCESS ’26」を開催する。メインイベントで荒井優希(元SKE48)の挑戦を受けるプリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩に大一番に臨む意気込みを聞いた。
――前回の両国国技館(2024年3月31日)、挑戦者という立場で大舞台のリングに立ちました。今回は東京女子のチャンピオン、エースとしてメインイベントを務めなければなりません。前回と 気持ちの部分で違いはありますか?
「前回、自分がプリプリのベルトを初めて手にした時に、次は両国でこのベルトを持って入場したいって思ったことではあったので、それが今回2年経って、2度目の両国メインで叶えられることはすごい良かったっていう、一つ安心するポイントです。あと、やっぱり挑戦者として迎えるのとは違う緊張感みたいなのはすごく感じてますね」
――チャンピオンだから勝たなければならないという、または別の緊張感がありますか?
「そうですね。今までいろんなタイトルマッチを見てて、挑戦者側は何も捨てるものがないみたいなことをよく言うじゃないですか。プロレスとかで。確かに今まで挑戦者として、本当に無我夢中で挑戦するしかなかったので、チャレンジャーとしてしがみついてきたんですけど…。今回は守るべきものがあって、両国を迎えることがどれだけ、その重みがあることかっていうのを感じて。その言葉の意味が今すごく理解できたなっていう状況です」
――2年間でそこまでたどり着くのに、1回ベルトを瑞希選手に取られてしまって、紆余曲折がありました。それもあっただけに、チャンピオンとして上がれるということは感慨深いものがありますか?
「去年のイッテンヨン(1月4日)で瑞希さんに負けてしまった時に、そのベルトを守らなきゃって、狭まってしまっていた視野がなんか一気にバッと開いた気がして…。そこから去年の前半で戦った1試合1試合、全部がその狭まっていた視野を広げてくれるような試合となりました。対戦相手だったり、自分の感じ方とかも広がっていたので、あのベルトを持っていなかった期間っていうのも、私の人生の中ではすごく大切なものなんだなって…。ベルトは常に日頃狙っていきたいですけど、でもなんかそうじゃなくても得られる成長っていうのを、2度目取る前にすごく感じて。そこで強くなったので、今回のこの4回の防衛に生きてきてるなとすごく感じます」
――今回は1・10新宿FACEでの「次期挑戦者決定サバイバル6WAYイリミネーションマッチ」で荒井選手が勝ち上がったんですが、彼女が勝ち残るのは想像はしてましたか?
「あの強豪メンバーの中で、正直、荒井が来るとは思ってなかったんですよ。全員と戦いたい理由っていうのは、あの6人の全員には思っていたんですけど。そんな中でも荒井に対して、戦ったことがないっていうのが…。6人の中でシングルマッチをやったことない相手がマックス(・ジ・インペイラー)と荒井だったので、そこについて、自分の中で想像がつかないっていう意味で、あまり来る想定をしてなかったですね」
――シングルマッチはおろか、タッグでもほとんど当たっていない選手を挑戦者に迎えるとなると、前哨戦前はイメージがあまりできなかったですか?
「そうですね。自分と荒井が戦うっていうイメージ、対角に立つっていうイメージそのものが全くできなくて。やっぱり荒井がプロレスラーとしてデビューする時、隣にいたので。そこからやっぱり隣で見る荒井の印象で、ずっと止まっていたので対角に立つイメージもできなかったし、荒井優希っていうプロレスラーが一切分からなかったですね。何が得意なのか、どういう戦い方をするのか、根性があるのかないのか、そういうすべてが分からなくってという状況で迎えた前哨戦でしたね」
――これまで何度も前哨戦をしてきたんですけど、それで印象は変わりましたか?
「変わりましたね。まず1回目の前哨戦(2・14後楽園)で、荒井のなんか魂から湧き出すような フルネルソンバスターを食らってしまった時に、自分の中で荒井優希はこれかっていう、一つスイッチを押されたみたいな感覚でした」
――1回ごと、自分のテーマを考えて前哨戦を戦っているとコメントされてますけど。2・28刈谷では、荒井選手にほとんど何もさせないで完勝しました。
「自分のイメージしてたものが、ちょうど合致したっていう感じで。荒井優希って、試合数はデビューした時は少なかったけど、やっぱり経験値としては、ものすごいいろんな方、レジェンドと呼ばれるような方と戦ってきたりとかで…。与えられた環境が組まれたカードとか、そういうものの一つひとつで明らかに、ほかの人よりも、私よりも1歩が大きいと思っているんで。なので、そういうところで、外から見てたプロレスラー荒井優希の根性がどれくらいなのかが、逆に計り知れなくて。アイドルの荒井優希はめちゃくちゃ根性あると思ってたんです。アイドル時代に荒井を見てて感じたんですけど、プロレスラー荒井優希になった時に、これまで団体でカードを組んでもらってるチャンスを1歩1歩着実に大きな足で踏んできたっていう印象なので。それで、荒井優希が私に対して、どういう風に根性を見せてくるのかっていうのを知りたいなって。あの時点で思ってたところですね」
――3・7新木場では逆に荒井選手に取られてしまったんですけど、ギブアップ負けは過去に記憶がないです。
「思い返しても、ちょっと記憶がなかなかなくて。多分それこそ超新人時代に沙希様にギブアップしたような記憶がうっすらと残ってるんですけど。あの頃はすごく雑草魂みたいなフレッシュな頃だったので、雑草魂が湧き立てられた気がして。それが思い出せた過去のギブアップ負けですね」
――一つ直接負けたことで、より警戒しないといけないという気持ちになりましたか?
「はい。なんか、やっぱり1回負けてしまっているので、もう次はないなというか。ずっと次はないんで負けるつもりはないんですけど。まだここから前哨戦も決まっているので、当日までもそうですし、当日ももちろんそうですし、それ以降も二度と荒井には負けたくないなという気持ちでいます」
――両国のメインというのは特別ですか?
「そうですね。まず両国国技館っていうのが、先輩たちが一番最初に夢に見た東京女子全体での目標だと言って。そこにどんどんみんなが加わっていって。今回3度目ともなるので、これだけ東京女子っていうのが成長している分、人も増えて、みんなの夢の舞台であることは絶対に変わらないと思うので。そのメインイベントとして、ふさわしい試合で、ファンの皆さんが帰りにみんなが幸せだったなって、東京女子大好きだなって、本当に心の底から思ってもらえるように務めたいなと思ってます」
――両国以降も今まで通り、チャンピオンとして東京女子を盛り上げていきたいという思いですか?
「はい。今回2度目の両国メインで、今回はベルトを持って入場が叶うということなので。このベルトを防衛したら、次の両国国技館がもしもあるとしたら、そこまで防衛し続けて。荒井相手に防衛した先に見えてくる、やりたい人がたくさんいると思って。その中に中島(翔子)さんだったり。いつか両国国技館で中島さんとシングルルマッチがしたいなって思っているので。今回防衛して、両国メインでやりたい相手ってたくさん見えてくると思うので。そういうのを楽しみにしながら、両国を終えたいなと思っています」
