AI無断学習を抑止するアプリ提供開始

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 コロプラが、生成AIによるコンテンツの無断学習・利用からクリエイターの作品を保護する無料アプリ『COLOPL Contents Protector』(以下、CCP)の提供を3月24日より開始した。

【画像あり】保護するための仕組み解説

 CCPは、作品そのものに保護の仕組みを組み込むことで、生成AIによる無断学習や第三者による意図しない二次利用に対して抑止効果を発揮するコンテンツ保護ツールだ。クリエイターが安心して作品を公開し、創作活動を継続できる環境づくりを目的としている。

 具体的な仕組みとしては、まず作品を暗号化(プロテクト)し、その暗号化された情報を画像データ内に埋め込む。閲覧時には正規のアプリ利用者のみが復号(プロテクト解除)して閲覧できる。対応する画像形式はJPEG、PNG、GIF(アニメーション・透明度含む)となる。

 この仕組みにより、生成AIにそのまま学習させた場合は学習データとしての価値が著しく低下する。また仮に復号して学習・利用した場合には、日本国内法における“技術的保護・制限手段”を回避した行為として違法性が問われ得るという。CCPは法的見解を前提に設計されており、技術面と法律面の両方から抑止効果を実現している。

 セキュリティ面では、画像データそのものをサーバーに保持せず、鍵の管理のみを行う設計を採用した。作品の暗号化はアプリ利用者本人のデバイス上でのみ行われ、外部送信は行われない。この設計にすることで、情報流出リスクを抑えている。

 また、閲覧相手を制限する設定も用意されており、この設定を利用した場合、作品を閲覧するには専用の鍵が必要となる。鍵を持たない第三者がプロテクトを解除することはできないため、公開範囲をコントロールしながら作品を共有できる。

 開発の背景について、コロプラは生成AIを活用した業務効率化やゲーム開発に取り組んできた企業として、生成AIの利便性だけでなく、その普及に伴って生じる社会的な課題にも責任を持って向き合う必要があると考えたとしている。

 SNSなどに投稿した創作物が本人の意図しない形で学習・加工・再利用の対象となるケースが現実に起きており、作品投稿を控えたり別のプラットフォームへ移行したりする動きも見られている。その中で、クリエイターの創作物を保護する選択肢として本アプリの無料での提供に至ったという。

 なお、サービスの持続的な提供のため、アプリ内に広告が導入されている。特設サイトでは、CCPの保護技術や処理プロセスについての情報が公開されている。

(文=リアルサウンドテック編集部)