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高級感が増した魂動デザイン 全長は+115mm

マツダが、3代目CX-5へ大きな期待を寄せていることは間違いない。2012年に発売された初代から、欧州ではブランド最多売モデルとして君臨し、これまでの生産数は述べ500万台以上。同社でなくても、重要視する売れ行きといえるだろう。

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写真のとおり、マツダが掲げる「魂動」デザインは、洗練されつつ継承。既存ユーザーのスムーズな乗り換えを狙ってか、2代目と見た目の差別化は大きくないが、高級感は増している。電動化技術の導入に、目立った進展はないけれど。


マツダCX-5 E-スカイアクティブG 2.5 ホムラ(欧州仕様)

ボディは、全長が4690mm、全幅は1860mm、全高は1695mm。それぞれ115mmと15mm、30mm拡大した。巧みな面処理で大きさは隠されているものの、19インチ・ホイールが小さく見えることは事実だろう。若干、シャープさも減じたように思う。

エンジンは2.5L 4気筒マイルドHVのみ

エンジンは、英国ではマイルド・ハイブリッドで自然吸気の2.5L 4気筒ガソリンのみ。トルクコンバーター式の6速ATがペアを組む。先代と異なり、2.0Lガソリンや2.2Lディーゼルは選択できない。バッテリーEV版や、プラグインHV版も現状ではない。

前輪駆動が標準で、最高出力は141psと、車重が1664kgのSUVとしては控えめ。電圧24Vで制御されるスターター・ジェネレーター(ISG)がアシストし、最大トルクは24.2kg-mと、悪くない数字を3500rpmで生み出す。


マツダCX-5 E-スカイアクティブG 2.5 ホムラ(欧州仕様)

車重は42kg重くなるが、iアクティブと名付けられた四輪駆動システムも選択可能。トルクベクタリング機能と連携しトラクションを高め、オンロードでの軽快感を引き上げつつ、優れたオフロード性能を発揮する。ヒルディセント・コントロールも実装する。

また四輪駆動なら、最大2.0tのトレーラーを牽引できる。アウトドアな趣味を持つ人には、うれしい能力といえる。

確実に広くなった車内 ティグアンへ勝る内装

車内空間は、ボディサイズが拡大した結果、2代目より確実に広くなった。高級感も高められている。特に後席側は、前後方向にゆとりが増し、頭上空間にも余裕が生まれている。体格の良い大人3名が、肩をぶつけず座ることができる。

長くなったリアドアは90度まで開き、乗降性も改善したとマツダは主張する。チャイルドシートへ幼児を乗せる場面などでも、違いは実感できるだろう。


マツダCX-5 E-スカイアクティブG 2.5 ホムラ(欧州仕様)

荷室容量は、2代目から61L増しの583L。40:20:40に分割する背もたれを倒せば、2019Lの大空間を生み出せる。手前側にリリースハンドルがあり、操作は簡単。荷室の床面が低く、荷物も載せやすい。フロアパネルの下にも収納がある。

内装の質感は、マツダらしく高い。フォルクスワーゲン・ティグアンより、クラス上の印象を受けるほど。耐久性にも期待できる。

殆どない物理スイッチ モニターはグーグル・ベース

他方、快適な運転席へ座ってみると、実際に押せる物理スイッチが殆ど残っていないことへ気付く。ダッシュボードに据えられる、12.9インチか15.6インチのタッチモニターへ、車載機能のインターフェイスは集約されてしまった。

エアコンの温度も、ラジオの音量も、運転支援システムも、タッチモニターで調整する。物理スイッチは、前後のウインドウ・デフロスターと、ハザードランプくらいだ。


マツダCX-5 E-スカイアクティブG 2.5 ホムラ(欧州仕様)

システムはグーグル・ベースで、操作性自体は悪くない。だが、ローレット加工された、高級なノブは魅力的なアイテムだった。運転中でも、視線を大きく逸らさず短時間に操作できた。北米のユーザーの意向を取り入れた結果だと、マツダは主張する。

メーターパネルも、当然だがモニター式。アナログメーターではなく、BMWのようなグラフ状のグラフィックで描かれる。

走りの印象とスペックは、3代目新型 マツダCX-5(2)にて。